ツール・ド・フランス、第1ステージ(デュッセルドルフからデュッセルドルフ、個人タイムトライアル、14キロメートル)。第1ステージの様子をまとめたコンボ写真(2017年7月1日作成)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ツール・ド・フランス(2017 Tour de France)が1日に開幕し、第1ステージ(デュッセルドルフからデュッセルドルフ、個人タイムトライアル、14キロメートル)では、前回王者でチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)がライバルたちから早速リードを奪った。ステージは同じくスカイのゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)が制した。

 厄介なコースと路面状況を巧みに攻略したフルームが6位に入り、総合優勝を争うであろうライバルたちに30秒以上の差をつけると、トーマスがマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を初めて獲得し、英国とスカイにとって最高の一日となった。

 トーマスは「本当に勝てるとは思っていなかった。何も期待してなかった。ステージを勝てたなんて信じられないし、さらにイエロージャージーをまとえるなんて最高だ」とコメントした。

 さらにスカイは、2015年のタイムトライアル世界王者であるヴァシリ・キリエンカ(Vasil Kiryienka、ベラルーシ)が3位、2014年のロード世界王者であるミハウ・クフィアトコフスキー(Michal Kwiatkowski、ポーランド)が8位に入り、上位8位以内に4選手を送り込むという快挙を成し遂げた。

 トーマスにわずか5秒及ばなかった2位には、スイスのタイムトライアル王者でBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のシュテファン・キュンク(Stefan Kung)が入っている。

 フルームやスカイ、英国が喜びに沸く一方で、モビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)にとっては、フルームに35秒の差をつけられ、さらにアシストも務めるチーム二番手のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)が落車リタイアに追い込まれる散々な一日になった。

 2年前に総合3位に入賞しているベテランのバルベルデは、路面がぬれた危険なコンディションの中、滑りやすいカーブで激しく落車し、そのまま金属の柵に突っ込んだ。後輪のコントロールを失った際についた左脚をひねったように見え、非常に痛そうにみえた。

 レース続行が不可能なのはすぐにわかったため、1分間隔でスタートしていた後続の選手たちが避けていく中、チームは必死でカーブの奥に横たわるバルベルデを搬送した。

 チームはその後、ツイッター(Twitter)の公式アカウントで「残念ながら、@alejanvalverdeはレースを続けられません。初日でツールを去らねばならない悲しさは、察するに余りあります」と発表した。

 その他のフルームのライバル勢も、BMCのリッチー・ポート(Richie Porte、オーストラリア)が35秒差、アージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale)のロマン・バルデ(Romain Bardet、フランス)が39秒差、優勝2回のトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador)が42秒差と、キンタナと同程度の差をつけられている。
【翻訳編集】AFPBB News