産経新聞社などが主催する「怖い絵」展・東京展(10月7日〜12月17日、上野の森美術館)の前売り券が7月1日(土)から販売された。一般当日1600円のところを、前売り券では1400円で販売される。

ポール・ドラローシュ《レディ・ジェーン・グレイの処刑》

 「恐怖」をキーワードに、名画に隠された謎を読み解く異色の美術展「怖い絵」展。絵画をただ見るだけではなく、モチーフや時代背景などをひもときながら秘められたエピソードを紹介し、斬新な美術解説書としてブームを巻き起こしたドイツ文学者、中野京子氏による『怖い絵』シリーズ。本展は2007年の第一作刊行10周年を記念して企画された。

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》

 中野氏自らが特別監修をつとめる本展では、シリーズにも登場した大作「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が初来日する。「9日間の女王」の異名を持ち、権力争いの果てにわずか16歳で断頭台の露と消えたイングランド初の女王、レディ・ジェーン・グレイ。その最期をドラマティックかつ超絶技巧で描いた本作は、ロンドン・ナショナル・ギャラリーを代表する作品の一つ。その貴重さ、またタテ2.5メートル、ヨコ3メートルという巨大さからヨーロッパでも数回しか貸し出されることのなかった作品だが、度重なる交渉の末に、今回奇跡的に来日を実現させた。

 シリーズ登場作以外にも、セザンヌやターナーなどの巨匠の作品をはじめ、本展のためにセレクトした西洋名画が登場。国内外25を越える美術館などから約80点が結集する。ナビゲーター、音声ガイドをつとめるのは女優の吉田羊。中野氏自らが書き下ろしたスクリプトをもとに、たぐいまれな演技力で来場者を恐怖と美の世界へと誘う。



東京展・開催概要

会場:上野の森美術館
会期:10月7日(土)〜12月17日(日)※会期中無休
当日券:一般1600円、大学・高校生1200円、中学・小学生600円、小学生未満無料。
前売り券:一般1400円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生500円

※特製しおり付前売り券(1400円)、「怖い絵」展図録付前売り券(3500円)は5月31日から販売中。

※チケット詳細は 公式サイト(http://www.kowaie.com )まで

※7月22日(土)〜9月18日(月・祝)まで神戸市中央区の兵庫県立美術館で兵庫展を開催