"炭酸水"ってすごい!フルーツもホットケーキもおいしくなります

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家飲みするときは、缶のハイボールではなく、ウィスキーと炭酸水で自分好みのハイボールを作っています。炭酸水を買ってくるのが面倒だったので、去年からは炭酸水を簡単に自宅で作ることができるソーダメーカー「ソーダストリーム」を使うようになりました。

炭酸水を買わずに済み、ペットボトルを分別して捨てる手間がなく、なんといっても"強炭酸"が作れるという理由から、炭酸水やハイボールを飲む我が家のような家庭には、なくてはならないアイテムとなっています。

▲「ソーダストリーム Source v3(ソース v3)スターターキット」で何ができる?

■用意するのはただの水、あっという間に炭酸水の出来上がり

今回試したのは、スタンダードモデルの「ソーダストリーム Source v3(ソース v3)スターターキット」で、電源などは必要なく、普通の水を数秒で炭酸水にできる炭酸水メーカーです。本体のほかに、ガスシリンダー(60リットル用)、専用1リットルボトル、取扱説明書が同梱されています。

▲カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色。選んだのはレッド

▲本体サイズはW12.4×H42.3×D23.3cm、重さは2.1kg

▲専用ボトル(1リットル)とガスシリンダーが同梱されています

最初に、背面カバーを外して、ガスシリンダーをセットします。このとき、反時計回り方向に固定されるまで回します。

▲背面からガスシリンダーをセット

炭酸水は、専用ボトルの水位ラインの5〜10mm下まで冷水を入れます。水は、冷蔵庫で冷やしておくと炭酸が溶け込みやすくなります。理想の温度は5℃程度。チルドルーム(0℃前後)で冷やすと5℃以下になるので、我が家はチルドルームを利用しています。特に夏場は、しっかりと冷蔵庫で冷やしておきましょう。

専用ボトルはフタを外してボトル装着用タブが手前に出ていることを確認したら、スナップロックに差し込み、押し込みます。炭酸を使うので、もっと手間がかかるのかと思っていましたが、片手で簡単に装着できます。数秒で終わりました。

▲ボトル装着用タブが手前に出ていることを確認

▲上に差し込みます

▲その後、奥に押し込みます

セット完了!

あとは炭酸注入ロックを2秒程度押し、LEDランプが点灯したら放します。勢いよく炭酸がプシューッと注入されるのがわかります。炭酸注入ブロックは元の位置に戻るまで待ちます。炭酸レベルは3段階で、微炭酸、中炭酸、強炭酸。強炭酸にするには、強炭酸LEDランプが点灯するまで、数回繰り返します。

▲炭酸注入ロックを2秒程度押します

グッと押すと「プシューッ」と勢いよく泡が出ました

▲LEDランプが点灯します。上から強炭酸、中炭酸、微炭酸

▲ただの水が炭酸水に変わりました

■微炭酸でも炭酸は強め、強炭酸はガツンとくる刺激!

1回だけの微炭酸でも、コンビニで売られている一般的な炭酸水と同程度か、少し強い程度ですが、強炭酸にすると目が覚めるような炭酸で驚きました。自分好みに調整できるのは嬉しいですね。

個人的には喉がビリビリするような強炭酸が好きなので、作りたての刺激が強い強炭酸が楽しめて満足しています。強炭酸で作ったハイボールがたまりません。500mLペットボトル1本あたり、約18円で炭酸水を作ることができます。

▲できたての炭酸で作ったハイボールが最高!

別売りですが、人工甘味料、人工香料・着色料などが入っていない無添加シロップも販売しています。コーラ、レモン、ジンジャエールなどで、シロップを直接専用ボトルに流し入れれば、炭酸飲料を楽しめます。市販品の甘い炭酸飲料と比較するとかなり甘さが抑えられています。カロリーも低いので、さっぱりしたフレーバー付きの炭酸飲料が飲みたい方は、こちらもチェックしてください。

▲こちらは専用シロップ。甘くないので大人向き

■強炭酸水でフルーツを漬け込んだ「しゅわフル」が新感覚

ソーダストリームのサイトで紹介されていた「しゅわフル」が気になったので、作ってみました。

強炭酸水を作り、炭酸が抜けないように密封力の高いガラス容器などにフルーツと炭酸を入れます。あとは数時間漬け込むだけでフルーツに炭酸が浸透し、しゅわっとしたフルーツ「しゅわフル」の完成です。

▲密閉性の高いビンを使います

▲強炭酸水にフルーツを漬け込みます

材料は、スーパーで売っていたカットスイカと、皮ごと食べられるぶどうを選びました。2時間ほどで食べてみたところ……スイカがビリビリ! 舌がしびれるほどのスイカでした。最初の一口を食べたときは、あまりにも刺激が強すぎて笑ってしまうほどでした。ギョッとしたのも最初だけで、食べ始めると止まりません。スイカの甘さと炭酸がよく合っていて、やみつきになりそうな味です。

ぶどうは皮が厚く、それほど刺激は強いわけではありませんでした。しゅわっとしていて上品です。ぶどうのように皮がある果物は、3〜4時間長く漬け込むと炭酸感が増します。

▲しゅわフルの完成!

▲刺激的なスイカに笑ってしまいました。やみつきになりますよ

見た目はふつうのフルーツですが、刺激的な「しゅわフル」は、一度食べるとやみつきに。甘い果物はちょっと苦手という方も、刺激があって楽しめますよ。

■牛乳の代わりに炭酸水を入れると、ホットケーキがフワフワに!

ここ数年、流行っている「パンケーキ」。人気店に行ってみると、パンケーキの生地がフワフワで、家で作っているホットケーキとは"軽さ"が全く違います。

ホットケーキミックスでよく作っているのですが、「牛乳の代わりに、炭酸水を入れてみたら?」という好奇心から、ソーダストリームの強炭酸水で作ってみることにしました。

ホットケーキミックスは、スーパーでよく売っているタイプのものです。材料の牛乳を強炭酸水に換えて焼いてみました。

▲牛乳の代わりに強炭酸水を使います

強炭酸水で作ったホットケーキは、フワッフワの仕上がり。人気のパンケーキ屋で食べたような、軽めの生地で、上にこってりとしたホイップやフルーツを乗せても、これならスルスルと食べられそう。

一方、牛乳で作ったホットケーキですが、コクはあるのですが、目が詰まっていて重めの生地です。

また、冷めたときも強炭酸水で作ったホットケーキのほうが柔らかく、温め直しても美味しく食べられました。

▲ふわっふわ!

▲右が牛乳で作ったホットケーキ。炭酸水で作ったホットケーキは冷めてもふわふわ

炭酸水で作るホットケーキは「強炭酸水」で作ることがポイントで、「微炭酸」では、それほどふわふわ感は感じられませんでした。

ソーダストリームで作った、作りたての強炭酸水だからこそ、味わえる贅沢なのかもしれません。これなら家でも美味しい"パンケーキ風"が作れるので、我が家の定番となりました。今度はトッピングも研究するつもりです。

■空になったガスボンベは交換するのでゴミが出ない

ガスシリンダー約1本で作ることができる炭酸水は60リットルとなっていますが、炭酸ガスを注入するボタンを押す度合いによっても、少しずつ炭酸ガスの使用量が異なります。強めの炭酸水を作る場合などは、炭酸ガスをたくさん使用します。そのため、強炭酸を作る場合は、作れる炭酸水の量はもっと少ないと考えたほうがよいでしょう。

ガスシリンダーは空になっても不燃ごみとして廃棄できません。次のガスシリンダーを購入する場合は、空のガスシリンダーと交換となります。オンラインで注文すれば、ガスシリンダーを家まで配達してくれるので、そのときに空のガスシリンダーをそのまま渡せばOKです。

空になったペットボトルを捨てる手間がなく、いつでもできたての炭酸水を飲めるので、ソーダストリームは、我が家にとってなくてはならないアイテムとなっています。特に夏場の出番がとても多く、毎日のように炭酸を作って楽しんでいます。

そんな炭酸好きな我が家は、全自動モデルの「ソーダストリーム Source Power(ソース パワー) スターターキット」も持っています。こちらは電源が必要で、小さなボタンをおすだけで弱炭酸から強炭酸まで自動で作ってくれます。ガシュッと炭酸注入ロックを何度も押す必要がないので、すべておまかせしたいのであれば、こちらもおすすめです。ただし、電源コードがあるので、置き場所を選びます。電源不要で気軽にできるのは、Source v3でした。

▲右がソーダストリーム Source Power(ソース パワー)

 

▲こちらはボタンを押すだけの全自動ですが、電源が必要となります

>> ソーダストリーム

 

(取材・文/石井和美)