搭乗客が保安検査を受けて搭乗ゲートまで行く際に、セルフ搭乗改札機のカメラを通過すれば、証明書や搭乗券を持たなくとも、顔認識システムとカメラの連動により、搭乗者リストと照合して顔認証が行われる。保安検査場、休憩ラウンジへの入室、搭乗ゲート通過の際に、旅客が顔認証システムによるチェックや照合を受けることができない場合は、現場係員が従来の方法で検査を行う。北京晨報が伝えた。

中国南方航空(南航)は28日、河南省の南陽空港で国内初となる顔認証によるスマート搭乗手続きの運用を開始した。旅客は、搭乗ゲートで顔のスキャンを行えば、ただちに照合が行われ、搭乗することができる。南航によると、旅客によっては、1秒もかからずに顔認証システムを通過できるという。万が一、下ろした前髪などの顔面を遮るものがある場合、認証時間がやや長くなる。同社は今後、北京新空港や他の空港にも、顔認証による搭乗システムを拡大する方針という。

南航の韓文勝・副総経理は、次の通り説明した。

「旅客は、搭乗前に最新版の南航公式アプリをダウンロードし、条件に合った個人のアイコンをアップロードしておく必要がある。空港でチェックイン手続きをした後に、有効な証明書と搭乗券を持って保安検査を受ける。保安検査の段階で、顔認証技術によって、旅客のアイコン、証明書に掲載された画像、その場で撮影された画像が同一人物かどうかがチェックされる。補助的な手段として、保安検査担当者が旅客の身分証でチェックする。保安検査を終えて搭乗口に到着した旅客は、自動改札機のカメラを通過する際には、証明書や搭乗券を持っている必要はない。顔認証システムとカメラが連動し、搭乗客リストと照合することで自動的に顔認証を行う。顔認証が問題なく終わった旅客は、ただちに改札口を通過し、搭乗することができる。実際のところ、顔認証作業は、『顔の検出』、『顔の特徴部分の抽出』、『顔画像の照合・認証』の各プロセスに分かれている。最適化・調整作業を経て、これら一連のプロセスがごく短時間で速やかに完了する。このため、顔面のスキャンからわずか数秒で搭乗口を通過することができる」。

南航マーケティング委員会の黄文強・副主任は、以下の通りコメントした。

「弊社の顔認証技術では、搭乗客の個人情報について、複数の段階で繰り返し検査と照合が行われ、それにより搭乗者の身分の真実性・信頼性を確保し、フライトの安全性をさらに高めている。また、システム全体において、何重にもセキュリティ暗号化措置を講じているため、旅客の個人情報の漏えいを効果的に防いでいる。弊社は今後、アプリによる登録、決済、空港での人探し、旅客の所在地確認などさまざまな分野においても、顔認証技術を導入していく計画だ」。(提供/人民網日本語版・編集KM)