後半23分、FW小林悠がヘディングでチームの3点目を決める

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[7.1 J1第17節 川崎F5-0神戸 等々力]

 チームプレーに徹した結果の2ゴールだった。川崎フロンターレのFW小林悠は5月5日の新潟戦(3-0)以来、6試合ぶりのゴールを含む2得点。約2か月ぶりにゴールの美酒を味わった。

 前半9分の先制点をアシストした小林だが、「(ゴールの)欲を抑えるに必死だった」と苦笑いで振り返る。ハーフウェーラインを越えた位置でMF大島僚太がボールを持つと、斜めに入れた縦パスをMF中村憲剛がワンタッチでゴール前に浮き球のスルーパス。最終ラインの背後を取った小林がPA内右に抜け出し、GKを引き付けて横に流したボールをMF阿部浩之が右足で押し込んだ。

「完璧と言っていいぐらいの崩しだった」という鮮やかなゴールだったが、中村のパスに抜け出した小林には自らシュートを打つ選択肢もあった。それでも「阿部ちゃんが完璧にフリーだった。自分が横に出せば100%入る状況だった」と判断し、パスを選択。阿部はプレゼントボールを無人のゴールに流し込むだけだった。

 あえて無欲で臨んだ。「(ゴールは)水物というか、入るときは入るし、入らないときは入らない。入るときを待とうというか、変に意識せずやろうと思った」。その結果が先制点のアシストであり、後半の2ゴールにつながった。

 阿部とポジションを入れ替え、右サイドハーフから1トップにポジションを移した後半。まずは23分に阿部のクロスからヘディングで57日ぶりのゴールを決めると、後半アディショナルタイムにも阿部の折り返しを右足で押し込み、自身2点目を奪った。

 阿部から“お返し”の2アシスト。「チームのためにプレーした結果、最後に阿部ちゃんからパスが出てきた」。これで今季通算6ゴール。7得点の阿部とともに攻撃陣を牽引するキャプテンは「過密日程の中、みんなでしぶとく戦ってきている。ここから徐々に上との差を詰めていければ、最後にチャンスが出てくると思う」と、上位躍進への手応えを口にした。

(取材・文 西山紘平)


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