<香港返還20年>  香港住民は民主と改革を希望=台湾・総統府

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(台北 1日 中央社)総統府の黄重諺報道官は1日、香港が英国から中国大陸に返還されて満20年となることを受けて「香港住民は改革と民主、そして自分の望む生活と制度を選択できることを望んでいる」との見方を示した。

1日、香港で行われた記念式典に出席した中国大陸の習近平氏はあいさつで、香港に適用されている「一国二制度」について言及、同制度は国家統一を実現・維持するためのものであるとした上で、「国家の主権を脅かし、中央と香港基本法に挑戦することは決して許さない」と強調した。また、歴史・民族教育が同制度を実行する上での課題であるとも指摘、公務員や青少年に対する愛国教育を強化する意向を示した。

黄報道官は、言論の自由と集会の自由、司法権の独立はいずれも北京当局が香港住民に約束したものであると述べ、当局が心を開いて、誠意を持ち、忍耐強く香港の多元的な社会と対話するべきだとする見解を示した。

また、台湾の対中国大陸政策を所管する行政院(内閣)大陸委員会も、北京当局が約束した「香港人による香港統治、高度な自治」の徹底を求めた。その上で、若年層は民主、自由、人権、法治などの基本的価値と将来に対する期待を抱いているとして、北京当局、香港政府は忍耐強く対話を続けることで彼らの支持を取り付けるべきだと呼び掛けた。

(繆宗翰、葉蘇萍/編集:塚越西穂)