金子恵美議員(右)と夫の宮崎謙介氏(写真:日刊スポーツ/アフロ)

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 稲田朋美防衛大臣が6月27日、東京都議選の自民党候補への応援演説で発した「2期目の当選、本当に大変ですから、お願いをしたいと。防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたいと、このように思っているところだ」という失言が批判を浴びている。

 このほかにも、連日におよぶ二階俊博幹事長の不適切発言や、下村博文幹事長代行(東京都連会長)の加計学園からの政治献金問題、豊田真由子議員の秘書暴行問題など、自民党議員による問題行為が続き、同党への支持は低下し続けている。

 そんななか、昨年に不倫発覚で議員辞職した宮崎謙介氏の妻で総務政務官を務める金子恵美議員が、子どもの保育園送迎などに公用車を私的利用していると6月29日発売の「週刊新潮」(新潮社)によって報じられ、批判を浴びている。

 金子議員はどのような人物なのか。国会議員秘書は語る。

「金子議員は愛嬌もある方で、永田町でも人気があります。夫の宮崎氏が議員辞職に追い込まれた時には、皆さんから心から心配されていました。離婚せずに夫とやり直すことを選んだことも評価されていて、人物としての評判は悪くありません。ただ、『金子議員を政務官にした安倍首相は、ズレている』という声はあります。重婚疑惑の中川俊直議員も豊田議員も政務官でしたが、安倍チルドレンが重要ポストを回っていくということがあり、金子議員に“仕事がデキる”というイメージはないです」

●ベテラン男性議員たちにチヤホヤ

 では、今回の公用車私的利用問題は、永田町ではどのようにみられているのであろうか。

「永田町の衆議院議員会館の地下3階にある保育園『キッズスクウェア永田町』には、車で送迎するための駐車場が2台分あるので、金子議員に限らず車で送迎する方たちが多いです。よく議員用と勘違いされていますが、東京都の認証保育所なので、どなたでも使えます。私たち秘書が赤ちゃんを産んでも、定員オーバーで預けられない人もおり、公正な方法で入園が認められるようになっています。地下3階側に通用口のような出入り口があり、保護者も通行証を渡してもらって、出入り口を利用できるようになっています。議員以外の親御さんも、そこに車を停めてお子さんを保育園の入り口まで連れて行くということをされています。

 金子議員も、公務の移動途中でお子さんを保育園に連れて行っているので、それだけなら問題視されることはないです。ただ、お母さんを乗せて東京駅で降ろしてあげたり、明らかな目的外の使用をしていたり、なんとなく私的な目的で公用車を利用してしまっていた。そういうことで罪悪感があったから、『新潮』の取材にきちんとした対応が取れなかったのではないでしょうか。総務省のルールを理解して、保育園に子どもを連れて行くことだけに限っていれば、毅然とした対応が取れて、記事にもならなかったと思います。金子さんは、ベテラン男性議員たちにすごくチヤホヤされていることは事実。それで、ルールを確認せずに、『なんでも許されるだろう』と思ってしまっていた部分があるように思います」

「新潮」報道後、金子議員は自身のブログで総務省のルールには背いていないと反論したが、この弁明に果たして有権者は納得しているのであろうか。
(構成=深笛義也/ライター)