『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017年7月7日日本公開予定)プロモーションのため来日した、キアヌ・リーブス、そしてチャド・スタエルスキ監督に映画の製作やお互いのことについてインタビューを行った。

『マトリックス』シリーズにつづき、キアヌ・リーズスの新たな代名詞となりつつある、『ジョン・ウィック』シリーズ。キアヌ自身、アクション俳優という面と映画監督という面も持ち合わせているが、実は監督もスタントアクターをしていた経験を持つ。ふたりはお互いをどのように思っているのかという質問に対し、キアヌは「言葉にはしてないけど、僕らはすごく、好きな物のテーストが似ているんだ」と答えた。チャド監督も「70年代のアクション映画、日本のアニメ、香港映画とかね。まぁウォシャウスキー姉弟(マトリックスの監督)というか笑。キアヌは、アクションもできるし、監督としての見せ方も知っているから、いちいち説明しなくていいんだよ。はい、もって!撃って!だけで」と嬉しそうに語り、笑いに包まれた。さらにキアヌは「でも、ほんとにそれだけでわかるんだよ。彼のやりたいことが。」と監督との熱い友情を口にした。言葉ではなく、心から通じ合っている二人だからこそ『ジョン・ウィック』のアクションが生み出されているようだ。

今回のアクションシーンは、前作よりもさらにパワーアップしているが、日本の柔道が取り入れられているとのこと。どのようにして日本の柔道や武術を取り入れたのか尋ねると、キアヌは「柔道とか、柔術を取り入れるのは、より接近戦を見せれるからかな。アメリカとかのアクションだとあまりなくてね。だから取り入れようってなったんだ。僕自身、それまで柔道経験はなかったんだ。でもとても楽しかった。一作目に負けないくらい複雑な技にも挑戦した。」と告白、未経験者からのスタートとは驚きである。チャドは「横捨身投げとか、フライング巴投げとかね!掴む武術はなにかと銃と相性がいいんだ。僕らが目指しているのは、どうやって銃をつかって侍映画をつくるかだよ。黒澤明監督みたいな。キアヌは僕らの三船敏郎だ。」とキアヌのことを賞賛。二人が大好きな日本の名監督と俳優に例えた。すると、キアヌは恥ずかしそうに顔を隠し、足を上げ、「比べないでくれよ!三船さんは神だもの。彼に比べたら僕はミミズのような存在だよ。僕らはみんな三船敏郎という太陽の息子なのだから。」最後は謙遜と笑いを混ぜたコメントをした。尊敬する三船敏郎さんへの憧れを口にしたキアヌ・リーブス。日本の巨匠黒沢明監督作品が生み出した、侍の魂がジョン・ウィックに受け継がれていたのであった。

早くもシリーズの3部作目の製作が予定されており、ますます勢いを増す『ジョン・ウィック』シリーズ。今後もキアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督が生み出す新たなアクションに注目していきたい。

とても心が通じ合っているキアヌ・リーブス、そしてチャド・スタエルスキ監督。インタビューも終始笑いにあふれていた。 (C)2017 Summit Entertainment, LLC. All RightsReserved.(C)Niko Tavernise