隣に住むクレーマーおばさんがロケット花火を乱射!なんで!?

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 引越しで始まる新生活、夢と希望がふくらみますよね。でも、部屋の内見ではチェックできにくいこともあります。それが隣人の性格…。

 彼氏との甘い同棲生活を始めたばかりだというのに、隣に住むクレーマーおばさんの騒動に巻き込まれてしまった不運な女性のお話をお伝えします。

◆彼氏との新生活の出だしで登場した隣のおばさん

 佐々木尚子さん(仮名・32歳・会社員)は、数年前に都内某所のマンションに引っ越ししました。大好きな彼氏との新生活のために、家具やインテリアも揃えて毎日ウキウキしていたそうです。

「2人で一緒にお隣の家にご挨拶に行ったら、50代後半くらいの女性が出てきて、『あんたたち、結婚してるの!?』と、いきなり大声で聞かれました。そのおばさんは耳が遠く、いつも大声で話す人だったのですが、それにしたってずいぶん立ち入ったこと聞く人だなあと思いました。でも、その時は特に気にせずにいたんです」

◆早朝の理不尽なクレーム

 しかし、数日後の午前5時。佐々木さんは、玄関のドアを激しく叩く音で目を覚ましました。

「びっくりしてドアを開けたら、隣のおばさんに『階段の掃除してないじゃない!』っていきなり怒鳴り散らされました。マンションの掃除当番なんてないし、うちが怒られるいわれはないのですが、とにかくすごい勢いで怒っているから、とりあえずその日は『わかりました』となだめて帰ってもらったんです」

 厄介な人の隣に越して来ちゃったなあ……と困っていると、数日後に再びおばさん来襲。今度のクレームは、

「上の階の人が夜中にタイコをドコドコ叩いててうるさいの!! やめさせなさいよ!」

 というものでした。

「ただの言いがかりというか、うちには関係ないことなので、『帰ってください』とドアを閉めようとしたんですが、怒鳴りながらグイグイこじ開けて玄関に入ってくるんです。すごく怖かったです」

 朝でも夜中でもドアをガンガン叩いて、言いがかりをつけてくる隣人のおばさん。

 そのうち、郵便物を隠されるようになったり、佐々木さんと彼氏に関する変な噂が流れ始めます。

「『ゴミ出しをちゃんとしていない』とか『彼氏が無職』とか根も葉もないことばかり。噂の元をたどると、やっぱり隣のおばさんが言いふらしていました。いつも見張られているようで、気が休まらなかったです。いつもピリピリしてしまって、その頃は彼氏との喧嘩も多かったです」

◆とうとう事件は起きた……

 どう対処したらいいものかと思い悩んでいるうちに、とうとう事件は起きました。

「ある日の早朝、寝ていると、近くでパパパパン! という火花が散るような音がしました。眠かったし、気のせいかと思って、私も彼氏もそのまま寝てしまったんです。

 目が覚めて窓の外を見ると、マンションの周りに警察が集まっていて騒然としていました。何事かと思って大家さんに話を聞いたら、隣のおばさんが同じマンションの数軒の家のベランダに、ロケット花火を打ち込んでいたんですって。まさかと思って調べたら、うちのベランダにも焼け焦げた細長い棒が落ちてました(笑)」

 警察に連行されていったクレーマーおばさん。その後、おばさんは心の病気であったことが判明し、強制的に入院させられたとのこと。上の階のタイコの音は、幻聴だったようです。

「退院した後のおばさんは、怒鳴り散らしていた頃の勢いが嘘みたいにすっかりおとなしくなって、いつもションボリしていました。ロケット花火の事件以降、おばさんの件は一段落着いたんですけど、私も彼氏もなんだかドッと疲れてしまって。結局別れちゃったんです。

 だから、あのおばさんが今どうしているのかはわからないのです。独り暮らしで耳も悪かったから、寂しくておかしくなっちゃってたのかも。ちょっと可哀相ですね」

 佐々木さんに、迷惑な隣人に困らないためのアドバイスを聞いてみました。

「普段から、大家さんやご近所の人とコミュニケーションをとっておくといいと思います。相談したり、情報を共有したりできるから。私も、他のご近所の人たちともっと仲良くしておけばよかったと思ってます」

 困った時はお互い様。「こんなことで相談しちゃっていいのかな」と悩むかもしれませんが、ロケット花火を打ちこまれる前に、早めに対処しておきましょう。

―シリーズご近所トラブル・変な隣人 vol.4―

<TEXT/藍川じゅん>

【藍川じゅん】
ハンドルネームは永田王。Twitterは@hakiinu
高収入求人サイトにてコラムを連載中。女性用リラクゼーションを求めて徘徊しています。