「ScreenX」で上映された『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』予告編
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 日本に初めて導入される新次元3面(正面+左右側面)マルチ映画上映システム「ScreenX」(スクリーン・エックス)内覧会が30日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、その全貌が明らかになった。

 「ScreenX」とは、韓国の CJ CGV 社が開発した映画上映システムで、正面スクリーンと両側面の壁面スクリーンという3面のスクリーンで上映し、視野角270度という広範囲の上映環境を実現。映像は、正面に投影する通常のプロジェクターに加え、天井に設置された左右4つずつ、合計8つのプロジェクターにより両サイドに投影。それらのプロジェクターと、マルチチャンネルサウンドシステムを完璧に連動させることによって、映画の世界への圧倒的な没入感を実現させた。両サイドの壁に直接投影するというスタイルだが、壁の素材は通常の劇場とは違うものになっており、映像が投影されていても違和感がない。

 同システムは2015年に韓国で導入されて以来、韓国、中国、アメリカ、トルコ、ベトナム、インドネシア、タイなど世界119の映画館(2017年6月現在)で展開されている。日本における「ScreenX」での記念すべき第1作は、7月1日から公開される、ジョニー・デップ主演の人気シリーズ第5弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』。同作の制作と並行して、およそ半年かけて「ScreenX」用の映像を作成。サイドスクリーンに広がるのは全体の30分程度とのことだが、ここぞというタイミングで3面になり、最大限の演出効果を生み出すこととなる。

 特に『パイレーツ〜』は海や空の描写が印象的な作品となるため、スクリーンいっぱいに広がる開放的なシーンは圧巻だ。「ScreenX」の制作チームは、圧倒的な船のスケール感や戦闘シーンの迫力を最大化するためにワイドな背景を立体的に表現することに注力。その結果、ジャック・スパロウと“海の死神”サラザールの戦いが3面スクリーンいっぱいに広がり、映画の中に没入していくような感覚を味わうことができる。

 今回のオープンを受けて、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場の大塚達徳支配人は「ScreenXを最初に聞いた時は、懐疑的でした。どういうものかわからないですし、不安でしかなかったですけど、実際に映像を観てみて。これは広めていかないといけないと思うようになりました。新しいコンテンツは時代が求めるものですが、このScreenXはまさにそうなるべき存在だと思います。お台場よりScreenXを広めるために関係各位の協力をお願いします!」と来場者に呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

「ScreenX」(スクリーン・エックス)は7月1日よりユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にてオープン