WannaCryの偽スキャナーアプリが「Google Playストア」に登場……。

Windowsをターゲットとしたランサムウェア「WannaCry」が世界的に感染したというニュースが流れてから、そこまで日が経っていませんが、そんなWannaCryをスキャンできると騙るAndroid向けアプリが「Google Playストア」に登場しました。

ウイルススキャンアプリなどを提供するセキュリティー関連会社のMcAfeeでは5月23日(現地時間)にGoogle PlayストアにてWannaCryをスキャンできるとするアプリ「WannaCry Ransomware Protection」が公開されていると報告しています。

WannaCry Ransomware Protectionは、WannaCryの感染を防ぐと騙っていますが、そもそもAndroid向けのWannaCryは現時点で存在していないとされており、そのため偽スキャンアプリはとなります。なお、すでにこのアプリはGoogle Playストアからは削除されています。

【インストールしても無害だが、広告を誘導するアドウェア】

このWannaCry Ransomware Protector For Androidは、システムをスキャンしているように見せかけて、最後に広告を表示して別のアプリをGoogle Playストアからインストールさせるように促します。

これを被害者がインストールすると、作者に対して報酬が支払われるようになっているということです。このアプリ自体に害はなく、インストールさせようとするアプリも無害なアプリなので、インストールしたからと言って情報流出するなどの被害は発生しません。

このアプリの作者は他に「Mobile Security Antivirus 2017」や「AMDF Anti-Virus 2017」といったアプリも公開していますが、これらも同じく広告を介してアプリをインストールさせるもののようです。

そういった意味では今回のアプリはウイルスではなく、アドウェア扱いになりそうですね。とはいえ、WannaCryの話題に乗じてユーザーを騙す形ではありますのでこういった行為はよろしくないのではと思われます。

記事執筆:YUKITO KATO


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