ブラックモアズ・ナイト、2枚組ベスト・アルバム発売決定

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ロック復活を果たしたリッチー・ブラックモアと歌姫キャンディス・ナイトによるブラックモアズ・ナイトのデビュー20周年を記念した2枚組ベスト・アルバムが、8月11日に発売されることが決まった。

ディープ・パープルとレインボーでハード・ロックの歴史を切り開いてきた“巨匠”リッチー・ブラックモアが、「中世の吟遊楽隊の音楽を演奏する」という夢を実現したアコースティック・ユニットブラックモアズ・ナイト。歌姫キャンディス・ナイトをフィーチュアしたこのプロジェクトは、1997年に1stアルバム『SHADOW OF THE MOON』を発表して以来コンスタントに活動を続け、今年で20周年を迎えた。

ルネッサンス音楽を標榜し、吟遊楽団のコスチュームを身に着けてはいるものの、ブラックモアズ・ナイトの音楽は決して中世音楽を再現しているわけではなく、その本質はディープ・パープルやレインボーでリッチー・ブラックモアが披露してきたものに通じている。ルネッサンス音楽への深い憧憬をベースにヨーロッパ全域の民族音楽の伝統を取り入れたブラックモアズ・ナイトは、「ハード・ロックの要素を取り去ってもなおリッチー・ブラックモアの想像する音楽世界は魅力に満ちている」ことを示すプロジェクトと言ってもいいだろう。ディープ・パープルやレインボーでリッチーが奏でたメロディを愛したファンなら、ブラックモアズ・ナイトからも同じエッセンスを感じ取ることができるに違いない。アコースティック中心ではあるけれどもエレクトリック・ギターも適宜用いられ、そこで聴けるのは唯一無二の“リッチー節”そのものだ。

今回、デビュー20周年を記念してリリースされるのは、ブラックモアズ・ナイトの集大成とも言えるCD2枚組のベスト・アルバム。この20年間に発表された9枚のオリジナル・アルバムから、リッチー・ブラックモアとキャンディス・ナイトが自ら選んだ彼らの代表曲の数々(2017年新録音バージョンを含む)に加えて、ジョー・リン・ターナー時代のレインボーのヒット曲「I Surrender」をキャンディス・ナイトが歌うブラックモアズ・ナイト・ヴァージョンや、レインボーのショーのオープニングSEとして知られるエルガーの行進曲「威風堂々」第1番をリッチーがギターでプレイする「Land Of Hope And Glory」といった新録ナンバーを収録。「Possum's Last Dance」は海外の『SHADOW OF THE MOON』に収録されていたインスト曲で、日本盤では聴くことが出来なかったもの。日本盤リリ-スがなかった6thアルバム『SECRET VOYAGE』(2008年)からは「The Circle」が選ばれている。さらにボーナス・トラックは未発表曲の“Ghost Of John”と、ファン必携の内容となっている。

文:広瀬和生/BURRN!

ブラックモアズ・ナイト『トゥ・ザ・ムーン・アンド・バック・20イヤーズ・アンド・ビヨンド』
2017年8月11日 世界同時発売予定
【2枚組CD】¥3,000+税
※日本語解説書封入
【メンバー】
リッチー・ブラックモア
キャンディス・ナイト
アール・グレイ・オブ・シメイ
バード・デイヴィッド・オブ・ラーチモント
スカーレット・フィドラー
トルバドール・オブ・アバディーン
レディ・リン
[CD1]
1.シャドウ・オブ・ザ・ムーン
2.スピリット・オブ・ザ・シー
3.ルネッサンス・フェア
4.プレイ・ミンストレル・プレイ
5.アンダー・ア・ヴァイオレット・ムーン
6.スパニッシュ・ナイッツ
7.ファイアーズ・アット・ミッドナイト
8.ゴースト・オブ・ア・ローズ
9.カルトーシュ
10.ヴィレッジ・ランターン
11.ザ・サークル
12.25イヤーズ
13.ダンデライオン・ワイン
14.ホーム・アゲイン(ライヴ)
[CD2]
1.アイ・サレンダー(ボーナストラック)
2.ムーンライト・シャドウ(2017年ヴァージョン)
3.サムホエア・オーヴァー・ザ・シー(2017年ヴァージョン)
4.ライティング・オン・ザ・ウォール(2017年ヴァージョン)
5.カミング・ホーム(2017年ヴァージョン)
6.ゴースト・オブ・ジョン(ボーナストラック)
7.ミンストレル・ホール
8.ポッサム・ゴーズ・トゥ・プラーグ
9.ドゥルヒ・デン・ヴァルト・ズン・バッハ・ハウス
10.ヌーア・アイネ・ミニュテ
11.ヴィレッジ・ダンス
12.ランド・オブ・ホープ・アンド・グローリー(2017年シングル・ヴァージョン)
ボーナス映像収録