東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。6月29日のテーマは「ヘンな物件の話しようぜ!」でした。

最近、「ヴィンテージマンション」が流行っています。東京オリンピックの頃に建てられたもので、今でもきちんとメンテナンスが行われている古いマンション。今のマンションに比べて明らかに個性があり、変わっているデザインも多く若者に人気なのだとか。なんだか楽しい、間取りの話。今回は印象に残っている「ヘンな物件」について聞いてきました。

(TOKYO FM「シンクロのシティ」2017年6月29日放送より)



「ヘンな物件の話しようぜ!」

◆高円寺で出会った25歳の女性

ヘンな賃貸物件……今私が住んでいる所がわりと変かな?(笑)お風呂無いんですけど、銭湯がついてて壁に絵を描きたい放題みたいな(笑)。

(なんかすごい所に住んでますね!)

取り壊し予定のアパートで、そこが思ったより早く人が出て行っちゃったってことで、空いている部屋を「面白いこと出来ないか?」って企画で住み始めました。銭湯のオーナーさんが持っているアパートです。

(銭湯暮らしっていうプロジェクトなんですか?)

そうです〜! そういうプロジェクトで空き家に銭湯好きなクリエイターが集まって住んでいます。毎月違う人が住みながら、お風呂に入りながら、生活しながら日々を暮らします。銭湯、幸せですね(笑)。

(こんな面白い部屋を見つけちゃうと次の部屋が物足りなくなりそうですね!笑)

そうなんですよ〜。ここでの生活が充実しすぎて、身体がバキバキになっても熱いお風呂とヌルめのミルク風呂、水風呂があってめっちゃ良くて、疲れがとれるんですよ〜! もう銭湯無いと無理!って感じです(笑)。こういう部屋がもっとあったらいいなって思いますね!



◆上野で出会った56歳の男性

今住んでいるところが築45年でちょっと古いんです。今まで女性しか入れてなかったみたいで、男性が初めてということで、中に入ってみたらパステルカラー調で、キッチンも低めで、腰をかがめないとダメみたいなところがありまして。壁の色もミントグリーンとか、お風呂もピンクなんですよね。和室なんですよ、部屋は。だけど、キッチンとトイレとバスは外国風です。

(ヘンですね)

ヘンです(笑)。大家さんがかわいいものが好きなのかな。

(困ったことは?)

友達が来た時に「女の子の部屋なんじゃないの?」っていう疑いを持たれて恥ずかしいですね。色がピンクとかミントグリーンなので(笑)。

(ちなみに家賃はおいくらですか?)

15万です。

◆上野で出会った30歳の女性

10 年くらい前に住んでた部屋が、ベランダがやたら広くて。2DK で、6畳6畳の2間とは別に、8畳くらいのベランダがついてて(笑)。上に何もなくて、すごく広かったので、よく肉やたこ焼きを焼いたりしてました。人工芝が敷いてあったんですけど。

(初めからですか?)

そうですね。その部屋だけなぜか敷いてあって、そこだけ公園みたいな。ゴロゴロしたりして結構楽しかったです。完全にそのベランダに一目惚れでした(笑)。場所は日暮里駅から徒歩10分くらいのところでした。日当りも良かったし、ベランダもあって「ここしかない!」と、思いました。

◆新宿で出会った45歳の女性

流行ってたデザイナーズ物件で、建築家が頑張りすぎちゃったなって物件。トイレもガラス張りの中に便器が置いてある家で、建築写真で見るぶんにはかっこよかったんですけど、実際に見に行ってみると結局全部ブラインドが下がっててかっこよさもわからず。かっこいいのは建築雑誌に載ったあの姿なんだなって、思ったことがあります。住むのは大変かなって。

(そういう物件多いですか?)

多いと思います。ガラスとか、細い線でフレームが組まれているものは綺麗なんだけど、そこにシャツやパンツが干されていることは想定できるけど、しない。住んじゃう人は、これ厳しいだろうなって思うけど、実際がんばっちゃうんですかね。家電に頼るとかですかね。乾燥機でおうちに干す必要ないようにするとか。

◆新宿で出会った45歳の男性

僕の実体験なんですけど、小学校の時、夜逃げしちゃったマンションに安く住まないかって入ったことあります。3日くらい前に出てったみたいでカーペットも引いてあって醤油とか全部そのまま。ガスの元栓とかついたまま、新聞とか置いてあって、「今日からここに住むのよ」ってお母さんに言われて。ブルーのカーペット。そのあと何年も住んだんだけど、ブルーのままでした。使えそうな乾麺とか醤油とか使ったの覚えてる。昭和だったし、お母さん使っちゃってた。生々しかったよ。1週間くらい前の新聞が置いてあるの。広尾とかだったけどね。80年代ね。

不動産屋さんにもお話を伺いました!

◆江古田の不動産屋さんで働く30歳の男性

(ヘンな物件あったりしますか?)

1件だけありますよ! これ新江古田にあるデザイナーズマンションなんですけど、細長いような、形が特殊な感じがしますね! 中も打ちっぱなしのコンクリ剥き出しなんですけど。意外とこういう物件は無いかもしれないですね、あんまり。

(こういった変わった物件は人気ですか?)

ん〜好きな人は好きっていうか(笑)。全部一緒じゃ面白くないというか(笑)。



◆恵比寿の不動産屋さんで働く52歳の男性

ヘンな賃貸物件といえば、今募集しているので、青山で12Kの物件があります。そこは和式のトイレと洋式のトイレが4つある建物で、35万なんですけど、12部屋お部屋がございます。

(どうしてこんなにお手洗いの種類が)

ちょっと不明ですね、ははははは。もともと和式で洋式に改装したんじゃないですか。

(和式がひとつ)

改装費が足りなくてそのまま残っちゃったんじゃないですかね。

(築何年くらいでしょうか?)

60年近く経ってるんじゃないでしょうかね。



(続いては)

ゴルフ練習場の敷地内にあるマンション。練習場の敷地内にあって、ゴルフ好きにはいい物件だと思いますけど、ゴルフしない人だと、打ちっぱなしの音が気になるかもしれないですね(笑)。

(最後に……)

西麻布で、家賃268万円で304平米92坪の物件です。

(こちらはどこが変な物件でしょうか?)

エントランスホールが20畳でして。トイレが7室ある高級物件ですね。一番高級な物件です。今、募集中のお部屋です。

(どういう方が住まれてたんですか?)

外資系企業の役員、代表者の方が住んでましたね。

(変わってる物件があると「変わった物件」として紹介しますか?)

変わっていれば、変わっているとか個性がありますよとアピールしますけどね。フィットすれば「やった〜!」という感じですね(笑)。



【とにかく楽しい! ヘンな物件の話】

堀内貴之は「ヘンな物件に住んでるって、そこに住んでいる自分に酔えて楽しいっていうの、ありますよね。友達を呼んだときになんだか誇らしかったり。最近は勝手に部屋の内装を変えていいですよという物件が増えていて、それがウケていたりもする。入居者の希望に合わせて大家さんがオーダーメイドしてくれたり、遊び心のある物件が増えてきているんだな。自分らしい部屋に住むっていうのは、今の東京の大きなトレンドなのかもしれない」とコメントしていました。

ヘンな物件に住む人は、その人自身もなんだか面白い、変わっている人が多いような気も。聞いているほうも話しているほうも、なんだかニヤニヤしてしまう、のんびりとしたオンエアとなりました。

<番組概要>

番組名:「シンクロのシティ」

放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50

パーソナリティ:堀内貴之、MIO

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/



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聴取期限 2017年7月7日 AM 4:59 まで

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