中国の習近平国家主席が訪問している香港で、商業地区・湾仔にある高級ホテル「グランドハイアット」の入り口を警備する警察官(2017年6月30日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は今回の香港(Hong Kong)訪問にあたり、市内の2つの高級ホテル、計1300室以上を丸ごと借り切った。英国からの香港返還20周年を祝う3日間の滞在中、何一つ不自由することはないだろう。

 習主席一行の貸し切りとなったのは、香港の商業地区、湾仔(Wan Chai)にある五つ星の「グランドハイアット(Grand Hyatt)」と四つ星の「ルネッサンス(Renaissance)」。いずれも普段は宿泊客や飲食に訪れる観光客でにぎわうホテルだが、市内に厳戒態勢が敷かれている30日は、出入り口すべてが金属製のバリケードや警備員によって封鎖されている。

 習主席は29日にチェックインし、2泊して7月1日にチェックアウトするが、莫大(ばくだい)な宿泊費用を誰が負担するのかは明らかになっていない。

 地元メディアによれば、習主席は警備上の理由でランクの低いルネッサンスに宿泊し、ハイアットには随行団が宿泊しているようだ。

 ルネッサンスのプレジデンシャルスイートには、リビング、ダイニング、会議室、大理石の浴室が備わり、宿泊費は1泊当たり2万8000香港ドル(約40万円)。一方、グランドハイアットのプレジデンシャルスイートは、電話一本で宿泊客が室内設備をオーダーメードでき、宿泊費はルネッサンスのおよそ3倍。両ホテルの全室を2泊借り上げると、最も一般的なスタンダードルームの宿泊費で計算したとしても、総額は500万香港ドル(約7200万円)を超える。

 両ホテルは、いずれも返還記念式典のメイン会場の目の前にある。式典会場は高さ2メートルの注水式バリケードで囲まれ、マシンガンを手にした警察官が警備に立つなど厳戒態勢が敷かれている。
【翻訳編集】AFPBB News