幸せそうに見えたダイアナ妃(画像は『Lady Diana Foundation 2014年3月5日付Facebook「We never get tired of looking at her.」』のスクリーンショット)

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ダイアナ妃の死去から、今年で20年が経過する。そんな中アンドリュー・モートン氏が著書『Diana: Her True Story - in Her Own Words』の執筆準備段階を振り返り、妃が過食症やカミラ夫人について語り録音したテープを聞いた衝撃の瞬間を改めて振り返った。

ダイアナ妃の真実に迫る著書を書き、妃の死後に「実は妃が録音した告白をもとに書いた本だ」と明かしたアンドリュー・モートン氏。録音の時期はダイアナ妃の死から6年前の1991年5月で、妃は友人に依頼しオーディオテープをモートン氏に届けさせたという。同氏はこのテープを持ちカフェに入り、妃の衝撃的な告白をひとりで聞いたとのこと。その内容は想像以上にショッキングだったというモートン氏は、当時をこう振り返っている。

「妃は、自分がどれほど不幸で裏切られた思いでいるか語っていました。また自殺を複数回試みたとも話していたのです。また、過食症、そしてカミラさんの名前も出てきました。これらはまさに、私にとっても初耳でした。」

また出版の半年前、ダイアナ妃は“告白テープ”をモートン氏に渡す役割を果たした人物に手紙を執筆。そこにこう綴っている。

「火山の噴火のような状態(大反響)にむけ、私達は準備を進めているのです。でもどのような状態になろうが対処はできる。今の私はそう思っています!」
「私を信じてくださり、どうも有難う。もうひとりきりじゃない。そしてあるがままの自分で良いのだと思えることに、安堵しています。」

メディアの関心や過熱する報道を嫌う一方で、自分の“真の姿”を国民に知ってほしいという気持ちも強かったダイアナ妃。本の出版後モートン氏は何度も「妃本人の言葉ではないか」と問われたが頑なに否定し、妃の死後に事実を明かした。その際「遺されたウィリアム王子、ヘンリー王子の気持ちを考えたのか」「妃に対する侮辱行為」との批判が噴出したが、モートン氏は「生前は妃のお言葉かと何度も聞かれるも、ずっと否定しお守りしたはずです」と釈明した。

衝撃的な内容を、ダイアナ妃を誰より愛した王子達はどのような思いで受け止めたのか。また自ら秘密を暴露した妃に幾ばくかの後悔の念があったのかも気になるが、妃は1997年に仏パリで事故死している。

画像は『Lady Diana Foundation 2014年3月5日付Facebook「We never get tired of looking at her.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)