日本を訪れる外国人観光客の多くは、バラエティ豊かな日本の食べ物を楽しみにやってくる。ただ、必ずしもすべての食べ物が彼らの口に合うとは限らない。時としてこちらが「これがダメなのか」と意外に思うものもあるようだ。台湾メディア・東森新聞雲は29日、日本を訪れたことのある台湾ネットユーザーが挙げた「トンデモ日本料理」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる外国人観光客の多くは、バラエティ豊かな日本の食べ物を楽しみにやってくる。ただ、必ずしもすべての食べ物が彼らの口に合うとは限らない。時としてこちらが「これがダメなのか」と意外に思うものもあるようだ。台湾メディア・東森新聞雲は29日、日本を訪れたことのある台湾ネットユーザーが挙げた「トンデモ日本料理」を紹介する記事を掲載した。
 
 記事は「台湾人は10人に1人が日本に行ったことがあると言われるほど日本が大好きであり、たくさんのおやつをお土産として持って帰ってくる。でも、日本のグルメは本当に台湾の夜市のスナックフードに勝るのだろうか」としたうえで、あるネットユーザーが台湾人にとっては受け入れがたい日本の食べ物について質問したところ、他のユーザーから続々と回答が寄せられたと伝えた。
 
 寄せられた回答は金箔アイスクリーム、納豆、冷たい弁当、鹿せんべい、お好み焼き、梅干しなどだったという。鹿せんべいは人間が食べる目的で作られていないので論外として、納豆や梅干しあたりは予想通りといった感じだ。冷たい弁当が挙がったのは「食べ物は基本的に温かいもの」という中華民族の感覚によるものであり、大陸と相通じるものがある。
 
 お好み焼きは少々意外だが、同じく一見人気のありそうなもう1つの「粉もの」料理も「受け入れがたい食べ物」に挙げられていた。それは、たこ焼きだ。しかも「日本のたこ焼き」という限定付きである。記事が紹介したユーザーたちのコメントを見てみると、どうやら中身がドロッとしたたこ焼きが苦手のようである。たこ焼き自体が嫌いというわけではなく「台湾のたこ焼きは本当に美味しい」との意見もあったという。
 
 記事はこのほか、日本の飲食店で手軽に食べられる中国料理に対する不満も、少なからず出ていることを紹介した。
 
 もちろん納豆や梅干し、冷たい弁当、「日本式たこ焼き」を美味しいと思う台湾の人だって少なからずいるはずだ。あくまでもそういう傾向があるかもしれない、という話ではあるが、それにしてもたこ焼きの名前が出てくるのはちょっと意外だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)