仏パリ郊外のクレテイユにあるモスク前にとめられた警察車両(2017年6月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス・パリ(Paris)南東の郊外クレテイユ(Creteil)で29日、四輪駆動車がモスク(イスラム教の礼拝所)の防護壁に突っ込み、運転していた男が逮捕された。仏イスラム教関係者は「襲撃未遂事件」だと非難している。

 警察によると、車はモスクの周囲に設置された車止めと防護壁にぶつかって速度を落とし、安全地帯に乗り上げた。負傷者は出ていない。

 運転していた男はその場から逃走したが、捜査関係筋によると同日夜に自宅で逮捕された。その際、フランスで続発するイスラム過激派による襲撃に「関連する混乱した発言」をしていたという。

 別の捜査関係筋によると、逮捕された男はアルメニア人(43)で、精神鑑定が行われる予定。司法当局によれば、当時、男は酒に酔ってはいなかったという。

 パリ大モスク(Grand Mosque of Paris)のダリル・ブバクール(Dalil Boubakeur)師は、「犯罪に相当する襲撃」「イスラム嫌悪に基づく行為」だと非難する声明を発表。フランス国内のイスラム嫌悪の広がりを監視する団体の代表は、英ロンドン(London)北部のモスクで起きた車突入事件を受けて指摘した「恐れが正しかったことが証明されたようだ」と述べ、当局にモスクの安全対策を強化するよう訴えた。
【翻訳編集】AFPBB News