1日2組限定の森のコテージで、“特別なグランピング体験”を


旅が好きです。日常と離れた場所にいる、というだけで心がバンビのように跳ね上がります。

だからと言って、あちこち観光名所を見て回るということはめったにせず、ひとつの場所にじっと滞在して、そこで「暮らすように旅したい」タイプ。

最近はグランピングに大ハマり。もともと自然に囲まれた場所が大好物ですが、車を持たないこと、なんちゃってミニマリストで荷物をなるべく持たないことが信条なので、がっつりキャンプはハードルが高い。そこで「glamorous(豪華な)camp」です。

贅沢な環境で自然に親しむ





グランピングの起源は諸説ありますが、有力なのは1900年代に欧米の富裕層がアフリカへ冒険した時の旅行スタイルが元になっているというもの。

欧米を中心に海外で人気が高まり、日本では2015年ごろから注目され始め、現在国内でグランピングできる施設は100ヶ所以上というから、その人気ぶりが伺えます。なんといっても普通の旅行に行くような感覚で、誰でも気軽に非日常のキャンプ体験ができるところが最大の魅力。
キャンプといえば定番のバーベキューも、面倒な事前準備を必要とせず、火力が調整された金網の上で、これまた用意された肉や食材をジュージューと焼くだけ。

それじゃ物足りない、バーベキューの醍醐味がない! という人向けには、食材は各自で準備してきてね、火起こしは自分でやってね、とバーベキューの場所と装備だけ提供する「グランピング宿」もあります。
今回はそんなふうにふらっと訪れ、いたく気に入った森の「グランピング宿」をご紹介します。

まるで南仏や北欧の田舎へ迷い込んだよう





ここは群馬県嬬恋村、DIYコテージ「つくつく村」。軽井沢の北のほうです。
instagramでお洒落インスタグラマーの投稿をチェックしていたときに見つけました。

「え、ここ日本なの? 」という、良い意味での浮世離れ感に、目が釘付けになりました。

2年前に完成したフィンランド風「北欧ログハウスコテージ」と昨年秋にオープンしたプロヴァンス風「南仏コージーコテージ」があり、どちらも予約は各1棟のみ。折よく今年の3月から、渋谷⇄軽井沢間の高速バスが運行を開始したたため、4時間弱のバス旅に出発しました。
北軽井沢のバス停まで迎えに来てくださった宿の主は、穏やかな笑顔が魅力的な植木夫妻。

訪れたのは4月下旬、東京はぽかぽか陽気でしたが、「つい先日、こっちでは雪が50cm積もって雪かきが大変だったんですよー」とオーナー。

雪が溶けきっていない山道を30分ほど車で走りながらお話を伺うと、もとはお二人とも四国出身で、3年前にたまたまログハウス仲間を訪ねた際に、自然豊かなこの土地の魅力に惹かれ、移住を決めたそうです。



森の中の土地を購入して、原生林を伐採するところから始め、自ら重機で開拓。敷地内に自分たちが住む家を建て、元からあった中古のログハウスを貸しコテージにするため、大幅にリノベーション。家具はもちろん、基礎工事から屋根工事、建具や鍵に至るまで全てDIYで建築したそう。

写真を見てもらえればわかる通り、「DIYでこんなことまでできるの⁉ 」と驚きの連続です。



こちらが今回泊まった、約10ヶ月かけて作り上げたという「コージーコテージ」。大人4名まで泊まれます。

柱となる木材は新しいものを使っているものの、雰囲気を大事にするために古い木材を組み合わせたという内装は、壁の漆喰や扉の形、猫足のお風呂から小物…、すべてにおいてこだわりがぎっしり! リビングに鎮座する、本物と見まごう暖炉は点灯式のものです。



絵画や小物類は、オーナーの奥様が長い間かけて集めた宝物たち。バストイレの窓枠にはフォーク型の鍵まではまっています。



屋根裏部屋は秘密基地のようでワクワク。ベッドがあり、寝ることもできます。とくにこだわったのが外壁だそうで、モルタル造形の壁を見ていると、まるで絵本の世界にいるような錯覚に陥ります。

浅間山の向こうにゆっくりゆっくり、静かに沈んでゆく夕陽。まるで息を吐いてるように長く伸びる雲。
ぼーっと眺めながら、慌ただしい普段の生活で夕焼け空を見ることなどほとんどなかったことに気がつきました。空ってこんなに広かったんだっけ…。

お待ちかねの夕食は、真空パックに入れて持って来たお肉各種を豪快に焼くバーベキュー。コテージの外にガボゼ(小屋のようなもの)があり、シンクとキャンプ用コンロが装備。調理道具はもちろん、食器や調味料までなんでも揃っているので、BBQセットを別途レンタル(¥2,000)すれば、コンロや木炭・焼網など自由に使えます。

だから、本当にただ好きなお肉と野菜を持って来るだけ(近隣のスーパーでも購入可能)。それをグランピングよろしく焼くだけです。
大自然の中で食べるとどうしてこんなに美味しいのでしょうか…。

ご夫婦が好きな白と青でペイントされた「北欧ログハウスコテージ」も、素敵すぎる雰囲気。こちらはベッドルームがたくさんあるので、大人6名までOKです。

森に見守られながらたっぷり眠った翌日の朝は、高原野菜を使ったサンドイッチやヨーグルトを朝食にいただきます。これが信じがたいほど美味しくて、いたく感動。



チェックアウト時にはオーナーの飼っている猫も2匹見送りに出てきて、無類の猫好きにとっては天国のような環境でした。
これから緑で覆われる夏になり、春とはまた違う、すがすがしさを味わえるはず!

アウトレットモールのカフェで新鮮な高原野菜を




軽井沢アウトレットモールに立ち寄ったら、軽井沢プリンスショッピングプラザ内のカフェレストランへどうぞ。明るく開放的な店内で、新鮮な季節野菜を好きなだけいただけるビュッフェは、おいしい惣菜メニューやお土産もたくさんあるのでおすすめです!

●晴れた空のテラス
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
9:00〜19:30
電話0267-41-2466 

Written by MIFA