2013年の新語・流行語大賞で「ブラック企業」がトップテン入りたことは記憶に新しいが、職場環境の改善はなかなか進んでいないというのも日本の現状だ。日本で働く中国人にとって、日本に対する期待が高かった分、その職場は「ストレスの多い、厳しい環境」となっているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 2013年の新語・流行語大賞で「ブラック企業」がトップテン入りたことは記憶に新しいが、職場環境の改善はなかなか進んでいないというのも日本の現状だ。日本で働く中国人にとって、日本に対する期待が高かった分、その職場は「ストレスの多い、厳しい環境」となっているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で働く中国人の声を紹介する記事を掲載し、「日本で働くことはストレスとの戦いである」と伝えている。
 
 近年、日本への留学や日本での就職を希望する中国人が増加していることを受け、記事は「日本で就職するということはどのような体験か」を紹介。中国のネット上では日本で働く中国人の実情や本音が綴られており、ある中国人女性は「深夜に帰宅しても、翌朝には出勤しなければならず、とても辛く、とても疲れる」としている。また仕事中も細かなことまで厳しく管理されているので、逆に効率が上がらないとしている。
 
 他にも「日本に来て7年が経ったが、検査を受けたら初期のうつ病と診断された」、「日本で働き始めて半年以上が過ぎたが、最近退屈で所在ない気持ちが急に強くなり、職場の雰囲気も重苦しく感じる。事務所の異様な静けさや、仕事以外では同僚との交流もない状況で、このままではうつ病になってしまいそうだ」という声もあった。
 
 労働環境だけでなく、生活習慣や文化の違いといったものもストレスを増加させているようで、教師をしているという中国人によれば、仕事のストレスはそれほどでもないが「飲み会への誘い」が頻繁にあり、それがどうしても馴染めなかったという。誘いを断ると集団の和を乱したと受け取られかねないため、うつ病になることを恐れて帰国を選んだようだ。
 
 中国の給与水準はまだ日本より低いうえ、日本経済と中国経済の結びつきが強まるにつれ、日本国内では中国人の採用が増えている。そのため、日本でチャンスを掴みたいと考える中国人は多いようだが、記事は、日本で働く中国人の声を紹介すると同時に、「精神的な強さ」に自信がない場合は、中国国内で働くよう勧めている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)