人類の友といわれる犬。

犬はその忠誠心と深い愛情で、我々人間を癒すだけではなく、チーターの種の保存にも大いに役立っていることがわかった。

警戒心の強さが繁殖の壁に

米カリフォルニア州にある「サンディエゴ・ズー・サファリ・パーク」の飼育員の話では、チーターは非常に警戒心が強く、容易に他人(他チーターを含む)を近付けない性格だという。

慎重すぎる性格が生殖の邪魔をしている、というわけで、同パークでは1980年代から、生まれたばかりのチーターを子犬と仲良くさせ、犬からその人なつっこさや社会性を学んでもらう取り組みを実施している。

犬は、チーターを絶滅の危機から救う立役者になっているというわけだ。

一方、相手に心を許す術を教える先生役の方は、シェルターから保護された犬だったため、こちらにも新たな役目が与えられ、まさにウィンウィンの関係といえる。

種を超えた友情の誕生

絶滅危惧種であるチーターを救うべく、昨年、オハイオ州の「コロンブス動物園&水族館」でも、赤ちゃんチーターの友達として子犬が与えられた。

生後10週のチーター「エメット」と、生後7週の子犬「カレン」である。ここに種を超えた友情が誕生したのだ。

エメットは、同州にある公園「ザ・ウィルズ」で生まれ、肺炎を患い、治療に際し人の手で育てられることに。その後同園にやって来たという。

Columbus Zoo and Aquarium/Facebook

そんなエメットの友達兼先生に選ばれたのが、カレンである。

Columbus Zoo and Aquarium/Facebook

幼い2匹はすぐに仲良くなったようだ。

Columbus Zoo and Aquarium/Facebook

2匹の友情は同園のFacebookで紹介された。

2万人近い人が「いいね!」などした同投稿が公開されたのは昨年9月。

カレンから社会性を学んだエメットが、積極的に子孫を残してくれることを願うばかりである。