Appleは、WWDC 17で発表したiOS11のパブリックベータ版を現地時間6月27日に公開しました。デザイナーのタイラー・ハンセンは翌28日、既に発表されているiOS11の特徴がiPhone8のOLED(有機EL)ディスプレイ実装を示しているとツイートしています。

インターフェースとアプリの仕様変更


 
iOS11はコントロールセンターを始め、インターフェース全体が丸形に変化しています。特に顕著なのが計算機アプリで、四角形だったボタンが丸形へと変更され、色調も明るい色に代わって黒がベースとなっており、OLED(有機EL)ディスプレイに適応しているとタイラー・ハンセンは考えています。
 
また、Apple Musicのように、iOS11のメール・メッセージアプリおよびApp Storeは下にスクロールするとヘッダー部分が消えるようになりました。これは表示範囲の広いOLED(有機EL)パネルに合わせて画面の情報量を増やすためと推測されています。

OLEDに適した新しいビデオアプリ


 
iPhoneに初期搭載されているビデオアプリの変化も、OLED(有機EL)ディスプレイの搭載を予感させます。iOS10では、フルスクリーンでビデオアプリを使うとボリュームの調整バーと画面サイズの変更ボタンが下部に表示されますが、iOS11の場合、この2つは画面上部の左右にコンパクトにまとまっています。そして、スペースの空いた上部中央には新しいパネルに合わせたカメラとスピーカーが搭載される可能性があります。

出荷と独自性の維持が課題に

タイラー・ハンセンがTwitter上で考察した内容はあくまでも推測に過ぎませんが、これまで分かっているiPhone8の情報と合わせると、iOS11の大幅なアップデートは新たなハードウェアへの適用を目的としていると十分に期待できます。しかしパネルの出荷遅延が影響で、iPhone8は数量限定で発売が始まるという情報があり、供給をいかに間に合わせるかがAppleの課題です。
 
また、Samsung Displayにパネルを発注したAppleに対し、GoogleはOLED(有機EL)ディスプレイの導入を目指してLG Displayに投資を検討していると言われており、新たな仕様に合わせた画期的なAndroidアプリの登場が予想されます。ディスプレイの利点をソフトウェアと連携させてiPhone8の独自性を最大限に引き出すことが、Appleの大きな挑戦の一つとなるでしょう。
 
 
Source:9to5Mac
(Nakadomari)