28日、韓国で麻薬捜査のために女装した捜査官が投入され、今年2月から4月までに麻薬犯5人を検挙したと韓国・中央日報などが伝えた。資料写真。

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2017年6月28日、韓国で麻薬捜査のために女装した捜査官が投入され、今年2月から4月までに麻薬犯5人を検挙したと韓国・中央日報などが伝えた。

京畿道の安養万安警察署はこのほど、麻薬犯への接近が難しく検挙が容易ではなかったため、刑事課所属のウ・チョンフン刑事(31)を女装させて投入することにした。刑事課には婦人警官が1人いるものの、麻薬犯に1人で立ち向かわなければならない上に突発的な状況が起きる危険性もあるため、婦人警官を投入できなかったのだという。

韓国メディア・ニューシスに掲載された写真には、パーマがかかった黒髪セミロングのウィッグに大きなサングラスと白いマスクで顔を隠し、胸を強調させた白いシャツの上に黒いカーディガンを羽織り、黒いストッキングに黒いミニスカート、足元はベージュのストラップ付きのサンダルと、まさに“グラマーな女性”姿のウ刑事が写っている。警察側は「172センチの女装姿は遠くから見るとすらりとした女性と勘違いする」と話した。

捜査は麻薬犯がSNSなど匿名チャットを利用し、性関係の目的で女性に会った後に麻薬犯罪を実行するという情報を入手していた捜査チームが麻薬犯と1対1で会う約束をし、その後、ウ刑事が前述の女装姿で現場に赴いて検挙するという流れで、幸いにも麻薬犯から疑われることはなかった。捜査チームは麻薬関連犯罪集中取り締まり期間に逮捕した20人余りのうちの5人を同様の方法で捕まえたという。

実は、ウ刑事は犯人検挙に向けて体づくりに励んでおり、昨年に自治体主催で開かれた格闘技大会の63キロ級で1位を獲得するなど、各種格闘技大会で20回以上入賞した経験がある肉体派刑事だという。国家代表選抜戦にも参加し、銀メダルにも輝いている。

ウ刑事は「どうすれば犯人を捕まえられるか悩んだ末、女装することにした。この方法を使った捜査対象はすべて検挙した」と話し、「検挙の過程で激闘はなかった。いずれも腕力で制圧した」と明らかにした。

これを受け、ネットユーザーからは「すごい」「誇らしい」「最高じゃん」など称賛コメントが寄せられる一方で、「ちょっと捜査の手法を出し過ぎじゃない?」「記事になっちゃったから今後麻薬犯はだまされないだろう」などと心配する声も上がっている。

中には、「誰が見ても女装男性にしか見えないけど…。あれで色仕掛けが成功したの?」と疑う声や、警察に対し「じゃあなんで婦人警官を採用するの?男性刑事が婦人警官の仕事までするんだね(笑)」と皮肉を込めたコメントもみられた。(翻訳・編集/松村)