米半導体ベンダー「ラティスセミコンダクター」は中国企業への売却を認めるよう申請している。資料写真。

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2017年6月28日、参考消息網によると、米半導体企業の売却を米議員が阻止しようとしている。中国への技術流出を懸念しているという。

米ブルームバーグによると、米半導体ベンダー「ラティスセミコンダクター」はこのほど、米財務省に対して、Canyon Bridge Capital Partners Inc. による買収を認めるよう申請した。今回の申請で3度目となる。Canyon Bridge Capital Partners Inc. は中国系の投資企業だ。米議員の間には技術流出を恐れる声が高まっており、買収に関する審査はすでに8カ月以上にわたり続いているが、いまだに結論が出ていない。

現在、世界の半導体産業では買収、合併による再編が進められており、寡占化の傾向が強まっている。世界最大の半導体購入国である中国だが、いまだに強力な半導体企業を持ち得ていないのが現状だ。買収によってこの状況を打破しようとしているが、技術流出の恐れから米当局は懸念を強めており、認可が進まない事例が相次いでいる。(翻訳・編集/増田聡太郎)