初の試験航海に向けてスコットランドのロサイス造船所を出発した英国の新空母「クイーン・エリザベス」(2017年6月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英国の国防相がロシア唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ(Admiral Kuznetsov)」を「おんぼろ」と表現し、英国の新空母「クイーン・エリザベス(HMS Queen Elizabeth)」をロシア政府は「ちょっとしたうらやみ」の目で見つめるだろうと発言したことを受けて、ロシア国防省は29日、英国の新空母はロシア軍の「手頃な標的」にしかならないとあざけって反撃した。

 ロシア国防省は声明で、マイケル・ファロン(Michael Fallon)英国防相の発言は「尊大」だと非難。同省のイーゴリ・コナシェンコフ(Igor Konashenkov)報道官は、「海軍についての知識不足を露呈するもの」と述べた。

 またコナシェンコフ報道官は、「対空、対潜水艦用ミサイル、さらには対艦艇用『グラニート(Granit)』ミサイルも装備したアドミラル・クズネツォフとは異なり、英国の空母はただ巨大なだけで海上の手頃な標的にすぎない」と指摘し、「この点を踏まえると、開放水域でやたらとその『美しい』姿をさらさない方が、英国海軍の利益になる」とけん制した。

 26日に初の試験航海に出発したクイーン・エリザベスは排水量6万5000トン、全長280メートルを誇る英国史上最大・最強の軍艦で、総建造費は30億ポンド(約4300億円)だという。
【翻訳編集】AFPBB News