湘南のチョウ監督、初めてサッカー面で自信が芽生えたドイツでの「秘話」とは

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湘南ベルマーレで長期政権を築いているチョウ・キジェ監督。

昨シーズンのJ1で16位に沈みクラブ史上4度目のJ2降格となったが、そのリーダーシップに疑問を持つサポーターはほとんどいない。

情熱的な人柄はファンを惹きつけ、若手選手の育成にも長ける魅力溢れる指導者だ。

そんなチョウ・キジェ監督のもとを、元日本代表DF岩政大樹が訪れた。

現在は5部相当の関東サッカーリーグ、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチとして活躍する岩政。

その一方でメディアに出演するケースも増えており、『スカパー!』の「スカサカ!ライブ」という番組にレギュラー出演している。その「今まさに聞く!」というコーナーで、将来的には監督を目指す岩政がチョウ監督と退団したというわけだ。

ファンだけでなく選手からも信頼されるそんなチョウ監督だが、意外にもサッカー面において自信がなかなか持てずにいたようだ。

しかし、ある経験が一つの転機になったようだ。同番組で語られた内容は以下の通り(09:10から)。

チョウ・キジェ(湘南ベルマーレ 監督)

「僕、たぶんサッカー面とか本質的に全然自信持ててなくて。現役の頃、サッカーをやる自分に。

何が人より優れているとか自分で全然自信なかったんです。

でもドイツに行った時に一番下のライセンスを受けて。周りがみんなドイツ人じゃないですか」
チョウ・キジェ(湘南ベルマーレ 監督)

「だいぶ喋れるようになったけど、言葉も当たり前だけどパーフェクトじゃないし。

その時に最後子供を集めて実践した時に、単純にコーンを置いてやるパスコントロールの練習で。

そこでめっちゃ褒めたんですよ、おれ。拙いドイツ語で。

おれなりに『こういうことに気付いて褒められたら嬉しいな』って考えて。

そしたらその子たちが、自分が完璧にはドイツ語を喋れないのに『このコーチが一番楽しかった』みたいなことを言ってくれて。メダルももらったの。

あれで初めて自信がついた。サッカー面において。

こういうことをしたら、人からこういうふうに思ってもらえるんだなって。

だから、あの体験とかも自分にとってはすごく大きかったです。

言葉は喋れなくても、何か間違ってても、自分がこの子を変えたい、何とかしたいっていう気持ちがあれば。

そうやって言うけどなかなかできないんだよね、実は。何とかしたいと思って言える言葉はいつも言ってるから。誰かから聞いた言葉をそのまま言うとか。

どうしても人間ってそうなりがちなんだけど、あの時の感じを今でも忘れてないですね。

あの子たちには感謝しないといけない」