現在行なわれているコンフェデレーションズカップでは、チリ代表として決勝進出を果たしたA・サンチェス。グループステージではドイツとも対戦した(1-1)。来季、ジョシュア・キミッヒ(左)と同僚になる可能性は低いか……。 (C) Getty Images

写真拡大

 その去就が注目されている、アーセナルのチリ代表FW、アレクシス・サンチェス。有力候補とされるマンチェスター・シティをはじめ、幾つか新天地候補の名が挙がっているが、バイエルンもそのひとつである。

 悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇のためにさらなるチーム強化を目論んでいるドイツ王者にとって、A・サンチェスは戦力として相応しい存在のはずだが、バイエルンのウリ・ヘーネス会長は、この噂を否定している。(『キッカー』より)
 
「我々は今、チームの再建プランやクラブの将来について話し合っている最中だ」と語る彼は、チリ人アタッカーを獲得リストから除外している理由を、以下の通りに明かした。
 
「我々は20〜22人の選手との契約を優先している。これについては批判的な意見があるのは確かだ。しかし、30歳に近い選手を1億ユーロもかけて獲得することはできない。それは、クラブの理念にも反する」
 
 現在28歳(12月19日で29歳になる)のA・サンチェスを放出するにあたって、アーセナルは5千万ユーロ以上を移籍金として要求するといわれている。
 
「我々のチームには多くの若い選手がおり、彼らに多くのプレー機会を与えることが何よりも大事だと考えている」
 
 バイエルンには昨夏、EURO2016でポルトガルの初優勝に大貢献し、ベンフィカから加入してきた19歳のレナト・サンチェスのような逸材も控えている。
 
 彼については出番の少なさもあり(昨シーズンはブンデスリーガで先発出場はわずか6)、他のビッグクラブへの移籍も噂されているが、ヘーネス会長は「彼はプレッシャーのない状況でプレーする機会が少なかったが、もう1年はバイエルンに留まってほしい」と願望を口にしている。
 
 バイエルンは今夏、すでにニクラス・ジューレ(21歳)、セルジュ・ニャブリ(21歳)、コランタン・トリソ(22歳)、セバスティアン・ルディ(27歳)といった各ポジションで新戦力を獲得しており、会長も「ポテンシャルの高い選手ばかりだ」と満足げである。
 
 クラブOBのオリバー・カーンも『シュポルト・ビルト』に語ったように、スペインやイングランドのビッグクラブに競り勝ってバイエルンが大物選手を獲得するのは、非常に難しいと思われる。アルトゥーロ・ビダルは同胞の到来を待望しているようだが、果たして……?