億を稼ぐ?(日本将棋連盟棋士データベースより)

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天才中学生棋士・藤井聡太四段(14)が今一番欲しいのは、「新しいパソコン」。そんな報道が出てネットがざわついた。これまでの対局料や賞金を考えれば簡単に買えるはずだ、という意見とともに、「今年はいったい、いくら稼ぐんだ?」という疑問だ。

29連勝を記録したのが竜王戦の決勝トーナメント1回戦で、対戦料は46万円。これに勝ち進み、挑戦者のトップに立てば対戦料は総額910万円。さらに竜王のタイトルを取れば4320万円を受け取れる。

「最高級品を買えるだけの賞金は手にしてる」

朝日新聞の電子版(2017年6月27日)の記事によれば、藤井四段に物欲はほぼなく、服にも無頓着でシャツも兄の「お下がり」を着ており、「新しいパソコンが欲しい」と言っているのだという。藤井四段といえば将棋ソフトを積極活用していて「AI(人工知能)時代の申し子」などと呼ばれているが、現在使っているパソコンは家族と共用なのだそうだ。

ネット上では藤井四段が自分専用パソコンを持っていないことに驚くとともに、

「すぐ買えよw 最高級品を買えるだけの賞金は手にしてるし」
「性能の良いPCってけっこう値がはるんやろ けど、藤井くんにとっちゃ安いもんだな」
「(この記事を読んで) すでにどこかがPC一式送ってると思う」

などといったことが掲示板に書き込まれた。そして、中学生の藤井四段がいったいいくら稼ぐのかに話題は移っていく。

ちなみに、日本将棋連盟が発表した16年の獲得賞金・対局料ランキングによれば、1位が羽生善治三冠の9150万円、2位が渡辺明竜王の7390万円、3位が佐藤天彦名人の5722万円だ。これはあくまで賞金と対局料の合計であり、CM出演や、講演料、イベント参加料などは含まれていない。

J-CASTニュースが日本将棋連盟に藤井四段が29連勝しこれまでどれくらい稼いでいるのか6月29日に取材したのだが、

「公表はしておりません」

ということだった。分かっているのは竜王戦の決勝トーナメント予選で優勝したことで93万円の賞金を手に入れた。決勝トーナメント1回戦の対戦料は46万円だった、ということだ。日本将棋連盟によれば、金額は公表していないがプロ棋士には毎月「手当」のようなものを支給しているという。報道によれば藤井四段クラスが受け取る毎月の「手当」は十数万円で、16年10月にプロになってから手にした金額は、数百万円は下らないだろうといった予想が出ている。

「竜王」に挑戦しタイトルを奪えば4320万円

そして、藤井四段が最速で獲得できるタイトルは「竜王」である。このタイトルは対戦料が破格で、次の対戦では52万円が手に入り、挑戦者のトップに立つと総額の対戦料は910万円。そして「竜王」のタイトルを奪えば4320万円、敗れても1620万円の賞金を手に入れることができる。さらに藤井四段フィーバーが起こっていることから、CMやテレビ出演の依頼が相次ぐのではないのかと予想されている。

ネット上では藤井四段はいったい17年にどれくらい稼ぐのか、ため息も漏れていて、

「藤井さん いったいどこまで行くの? すごすぎる」
「中学生だと5000円札でテンション上がりまくりだったわ。羨ましい」
「藤井くんと付き合いたい」
「CM出るようになると億越えるぞ」

などといったことが掲示板に書き込まれている。