18キロもの大増量でキャラクターになりきった (C) BLEED FOR THIS, LLC 2016

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 マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、「セッション」のマイルズ・テラーが約13キロの減量を行って実在するアメリカ人プロボクサーを演じた「ビニー 信じる男」の新たな本編映像が、公開された。「ダークナイト」「ハドソン川の奇跡」で知られるアーロン・エッカート扮するトレーナー、ケビンのダンスシーンを切り取っている。

 交通事故で首を骨折し、ひん死の重傷を負った世界チャンピオンのビニー(テラー)が、ケビン(エッカート)に支えられ、命がけで王座奪還を目指すさまを描く。「マネー・ゲーム」を手がけたベン・ヤンガーが監督と脚本を兼任した。

 エッカートは本作の撮影に際し、約18キロもの増量に加えて頭をそり上げて役作りに挑んだ。本編映像でも、マイク・タイソンを育て上げた実在のトレーナーになりきった姿が確認できる。奇跡的な生還を遂げるも、ハロと呼ばれる固定器具なしでは生活できない体になったビニーを元気づけるため自宅を訪れたケビンは、ビニーをクラブに誘い、ダンスを披露して笑わせる。シリアスな展開の多い本作において貴重なギャグシーンであると同時に、ケビンのビニーに向けた温かな愛情が描写されている。

 このダンスは、シーンに工夫を加えるためにエッカートのアドリブで行われたという。テラーは、撮影時を振り返り「アーロン(・エッカート)が部屋に入ってきて、踊った瞬間は面白かったよ。本当に笑っちゃったんだ」と語っている。

 映像は、ケビンに連れられたビニーが、家族や仲間たちからサプライズで誕生日を祝福され、笑顔を浮かべるシーンで幕を閉じる。絶望の淵に沈んでいたビニーが、心を奮い立たせてリングに戻ろうと決意する布石となる重要な場面といえる。

 「ビニー 信じる男」は、7月21日から全国公開。