「Amazon Dash Button」(アマゾンジャパンの発表資料より)

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 アマゾンは28日、ボタンを押すだけで日用品を簡単に注文することができる小型端末「Amazon Dash Button」に新たに70種類のブランドを追加したことを発表した。合計で100種類にブランドが拡大し、アマゾンプライム会員は数十以上の商品カテゴリーから合計1000種類以上の日用品商材を選ぶことが可能になる。

【昨年12月に開始】日Amazon、押すだけで商品注文の「Amazon Dash Button」提供開始

 需要の高い飲料水や洗濯洗剤、ペット用品など従来のラインナップは拡大、さらに新しいカテゴリーとしてサプリメントや菓子類、掃除用品、麺・パスタ、缶詰などが追加され、広範な日用品のラインナップから商品を選択できる。

 具体的には「ハッピーターン」や「コカコーラ」、「シーチキン」、「ザ・プレミアム・モルツ」などおなじみの人気商品がラインナップに加わる。ちなみに現時点で人気のあるトップ5は「サントリー天然水」、「ウィルキンソン」、「エリエール」、「アリエール」、「ムーニー」と重くてかさばる飲料水や洗濯洗剤、育児用品が占めている。

 Dash Buttonは、アマゾンプライム会員のみが500円(税込)で購入可能。設定から商品の受け取りまでは非常に簡単である。まずはWi-Fiに接続してスマートフォンのアプリからお気に入りの商品を登録、好きなところに設置。あとはワンプッシュで注文し、プライム配送にて商品を受け取るだけである。

 意図しない重複注文を防ぐ機能も備えており、商品が届くまでボタンを何度押しても一回分の注文とカウントされるようになっている。注文ボタンを押すと注文が処理された場合は緑色に点灯、赤色の点灯は注文ができなかったことを示し、注文状況の詳細についてはアマゾンのショッピングアプリにより随時確認が可能。

 本製品によるアマゾンの狙いとしては、プライム会員の継続率向上や顧客単価の増加はもちろんであるが、その先にあるのはアメリカで16年にリリースされた「Amazon Dash Replenishment」への布石であるとも見られている。

 このコンセプトはDash Buttonとほぼ同様ながら、違いは手動注文せずとも自動で注文が可能なところである。洗濯機やレーザープリンタなど家電製品そのものに、アマゾンへの注文機能が自動に組み込まれていることから、定着すれば永続的かつ着実な収益を見込むことができるわけだ。アマゾンは既にGEやサムスンなど家電メーカーとの契約を表明済みである。今後、日用品の購入を完全に自動化しようとするアマゾンの動きにはますます目が離せない。