ミランとの3年半契約が満了してフリーになる本田。はたして新天地は?(C)Getty Images

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 日本代表MFの本田圭佑は、6月30日をもってミランとの3年半契約が満了。フリーエージェントとなる。
 
 星稜高校を卒業して名古屋グランパスに入団してプロとなった2005年以降、2008年からVVVフェンロ、2010年からCSKAモスクワ、2014年からミランと渡り歩いてきたが、いわゆる“無所属”の状態になるのは自身初。2014年も同じくボスマンプレーヤーだったが、ミランとは事前に合意しており、CSKAとの契約が切れた直後にロッソネーロと正式サインしている。
 
 本田の新天地に関しては、半年以上も前からアメリカ、スペイン、イングランド、トルコ、中国、日本などの複数のクラブが取沙汰されてきた。最近も現地メディアでラス・パルマスやハル、レバンテ、トラブゾンスポルなどの名前が浮上している。
 
 しかし、6月18日のイベント直後に本人は、「いつも僕はメディアを見て(新天地の)噂を知ることが多いです。どこからその情報が流れているか知らないですけど、多くのクラブが興味を示してくれていることは事実」とコメント。そのうえで、「慌てず、全部のオファーをテーブルに乗せてみる」と決断に慎重な姿勢を見せた。
 
 さらに、6月1日に「自分が面白い、自分が成長できる、刺激的なところに行きたいと常に挑戦心を持っている」と言っていた新天地選びのポイントについては、「チームのビジョン、サッカースタイル、来季の目標」の3点を挙げていた。
 
 前述した通り7月1日からはフリーになるため、今夏にどこと契約しようが移籍金はかからない。とはいえ、選手の価値を算定する『transfermarkt』の推定市場価格は、最盛期(CSKA時代の2013年)の2000万ユーロ(現レートで約24億円)から徐々に下降線を辿り、16-17シーズンにミランでベンチを温め続けたこと、30歳という年齢などもあって、今や250万ユーロ(約3億円)にまで落ち込んでいる。
 
 移籍金ゼロなうえに知名度は高く経済効果が見込めるとはいえ、3、4年前のように4大リーグのビッグクラブが触手を伸ばすタレントとは言い難い。
 
 それでも、本人の希望はヨーロッパ残留と伝えられている。欧州の移籍市場は、7月1日に正式オープンして8月31日まで。無所属の選手は9月以降でも契約は可能だ。
 
 しかし、日本代表は8月31日にオーストラリア戦(ホーム)、9月5日にサウジアラビア戦(アウェー)とワールドカップ予選の重要なラスト2試合を控えている。所属クラブが決まらず、トレーニングや練習試合ができなければ、コンディション調整への影響は避けられないだけに、そう悠長には構えていられないだろう。
 
 本田の決断が待たれる。