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Photo: ギズモード・ジャパン


おめでとう、全世界のiPhone!

初代iPhoneが発売して今日でちょうど10年…いやぁ〜もう10歳ですか! 人間だったらもう小学4年生くらいですよね。ついこの前、スティーブ・ジョブズがMacworld Expo 2007で「We are calling it ……iPhone」と言って発表したばかりだと思ってたんだけど、よその家の子どもの成長は早いですね。

そしてせっかくの記念すべき10歳の誕生日なので、僕たちギズモード・ジャパンはどんな風にこの子を追ってきたのか? いじくり回してきたのか? ドンチャカ盛り上がってきたのか?を振り返るべく、過去レビューの思い出を辿ってみることにしました。

今思い返すと恥ずかしい思い出や、Apple(アップル)と全面戦争になったトンデモナイ思い出も含まれていますが、思い入れの深いiPhone片手にどうぞおつきあいください。


2007年:初代iPhone誕生!


Image: Gizmodo US


[2007.06.10]まとめ : 発売前に iPhone ネタの復習を

初代iPhoneが発表されたのは、2007年のMacworld。その同年6月29日にアメリカで発売されることになります。日本はGSMバンド非対応なので、発売されていませんでした。それゆえギズモード・ジャパンでは発売日付近にまとめ記事としてさまざまな情報を出していきました。

iPhoneの素性については2007年1月に行なわれた「Macworld 2007:スティーブ・ジョブズの基調講演リアルタイム更新」の中でお伝えしています。

iPhoneの形は……


Image: Gizmodo US


これ!

ごめんなさい、これはジョブズジョーク。


Image: Gizmodo US


こちらです。もう引っ張りまくって、「またせたな!」といった主役の登場に会場は大いに盛り上がりしていました。また、搭載機能を説明する度に歓声が巻き起こり、物凄い熱狂に会場は包まれることになるわけです。

ちなみに、初代iPhoneのバッテリー利用時間は、通話・動画再生・ブラウジングで5時間。ひどい。けど、それでもみんな虜でした。

そうそう、もうこの頃から「iPhoneっぽいなにか」が多々産まれていました。リークとかではなく、っぽいなにかです。


2008年:祝国内販売、iPhone 3G


Photo: ギズモード・ジャパン


[2008.07.11]iPhone(3G)を2時間ほど触ってみた感想

ここから日本でも発売されることになります。取扱いキャリアはソフトバンクで、ここからソフトバンク快進撃が始まるわけですね。当時の編集長、いちるによる2時間使ってみたときの感想です。

「こいつはとんでもないガジェットですね」とのこと。

また「みんなが待っていた「iPhone 3G」新着情報」として、新規契約で買ってみた!や、ウィルコムのW-ZERO3用ケースに入れてみた!など、もう一挙手一投足すべてにおいてワクワクしまくっています。

ギーク野郎たちの溢れ出す熱情を見て、何となくほっこりした気持ちになりました。


2010:全面リニューアル、火種となったiPhone4


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[2010.06.25]iPhone 4 レビュー記事まとめ!

iPhone 4はデザインも変わりましたし、今ではセルフィーに必須となったフロントカメラが初めて搭載されたiPhoneでもあります(FaceTimeも)。また液晶がRetina化されたりととにかく新要素が山盛りだったため、「iPhone 4 レビュー記事まとめ!」として新しい要素ひとつひとつをレビューしています。

なお、このiPhone 4を巡ってはバーに置き忘れた謎の端末を米Gizmodoが手に入れたことから、米ギズとAppleとの全面戦争が勃発することになります。そのまとめはこちらから。米ギズ編集長、PC押収とかされていたんですね……。この後しばらく米ギズはAppleのイベントに出禁を食らうことになります。今では出禁も解けましたけどね。

いやぁ……色々なことがあるものですね! あ、ちなみにギズモード・ジャパンは平和でした。


2011:電波問題やau版登場、iPhone 4S


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[2011.10.18]au版iPhone 4S体験レビュー

iPhone 4Sのレビュー書き手は当時の編集長いちる。良かった点としては、動作速度の向上や、今作から搭載されたバーチャルアシスタント、Siriを評価しています。まぁ、当時のSiriは英語版だけで、ネイティブな発音との戦いとなっていて、僕はかなり苦戦しました……。

悪かった点としては、au版のiPhoneはMMS、iMessage非対応。通話中にネットが見られないなど当時のauが抱えていた問題を指摘しています。ネットワーク速度はauの方が回線空いていて快適だったようですけどね。

[ #iPhone4S ]au速すぎワラタ...ソフトバンクとauでネットワーク速度対決!!として、和気藹々と速度対決をしたところ、すごい結果がでて追加調査を行なったというのも懐かしい記憶。僕、ソフトバンクユーザーでしたけど、当時のソフトバンクはiPhoneフィーバーで混んでいたのは事実です。

そして、この頃。悲しい出来事も起こりましたね。

子どもを送り出すかのように、スティーブ・ジョブズはiPhone 4Sの発表日の翌日に旅立ちました。彼の訃報を受け、当時編集長いちるさんの弔文がこちらです。

しかし、偉大な父の逝去すら乗り越え、iPhoneはまだまだ進化を続けるのです。


2012年:LTE対応! iPhone 5


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[2012.09.21]iPhone 5ファーストインプレッション

デザイン変更とともに縦に伸びたiPhone 5。今思えばこのときのデザインが未だにiPhone SEとして生き続けているのが驚きですね。ある意味完成されたサイズ、デザインのiPhoneのひとつかもしれません。レビュワーは当時編集長の大野恭希。

やはり全体的な処理速度の向上、LTE対応による通信速度の向上を評価しています。また、白モデルのほうがラグジュアリー感が増して良いとも。僕としては黒の方が好きだったんですけどね。

なお、機種変更して速攻で調査したLTEの通信速度は、58Mbpsくらい出ていて現在のLTEと遜色ない品質でした。利用ユーザーがほぼ居なくてガラガラだったみたい。その後、やはりLTE網も混み始めたけど、3Gとは格の違う速度で嬉しくなり、すぐに7GB制限に引っかかっては涙する日々でした。


2013年:指紋認証! iPhone 5s


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[2013.09.20]iPhone 5sファーストインプレッション〜最新の上位iPhoneは最良のiPhone

5のデザインを踏襲しながらも、黒(ブラック&スレート)がちょっと薄めのスペースグレイになり新色ゴールドも増えたiPhone 5s。ここからドコモも販売キャリアとして参戦し、キャリアを問わずiPhoneを選べるようになったわけです。当時一番希少だったのはドコモ版のiPhone 5s(ゴールド)、憧れの端末でした。レビュワーはライター武者良太。

「体感速度はもっと速い。3倍くらい速い」

と、年々早くなるiPhoneの性能にまたも驚いています。

また、大型化されたセンサーや明るくなったレンズなど、デジカメに変わるカメラとしてのiPhoneについても高く評価しています。指紋認証「Touch ID」の手軽さについても高評価ですね。iPhone 5sが最初というわけではありませんが、今や指紋認証はスマホの定番になりましたし、この子が普及のいち役を担っていると言っても……? 盛りすぎ?


2014年:近代iPhoneの礎! iPhone 6/6 Plus


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[2014.09.19]もはや手の一部。iPhone 6ハンズオン

またも変わったiPhoneのデザイン。今度は丸っこくなって液晶の端も緩やかなカーブを描きます。また、4.7インチのiPhone 6と、5.5インチのiPhone 6 Plusの2種類が登場。大型化する当時のスマホ市場や、多様化するスマホニーズへのアンサーとして登場しました。レビュワーはライター塚本直樹。

iPhone 5世代と比べて一回り大きくなったiPhone 6のサイズに関しては、「予想を裏切る持ちやすい本体」と好印象。全体的なデザイン変更や、カメラ機能についても高評価ですね。しかもiPhone 6 Plusは光学式手ぶれ補正を備えるなど、カメラ機能も強化しています。デジカメに取って代わるわけじゃないけど、iPhone(スマホ)カメラという1ジャンルがすでに成り立っている気がしますね。

なお、このiPhone 6とiPhone 6 Plusのカメラ性能はライター三浦一紀によるわりとガチなレビュー「iPhone 6と6 Plusでカメラの画質は違うのかな? 比較してみました」があるのでそちらもどうぞ。


2015年:スマホに新たな操作を! iPhone 6s/6s Plus


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[2015.09.25]iPhone 6s/6s Plusファーストインプレッション。外見からはわからない「非連続のイノベーション」

CPU、カメラ性能の向上だけでなく、新たに画面を押し込む「3D Touch」という操作を追加。さらには電源に繋がずとも「Hey Siri」を利用できるなど、人と寄り添う存在をより色濃くしたiPhone 6sシリーズ(iPhone 6まではケーブルで電源に繋げているときしか使えなかったHey Siri)。そのスペックの高さは今もなお現役で、搭載されているApple A9は現行の9.7インチiPadやiPhone SEなどにも搭載されています。レビュワーは現ギズモード編集長松葉信彦。

「すべてのスマートフォン体験を変える可能性を持った1台」
「Sモデルでの乗り換えが勝ち組だと断言できるほど、完成度の高い端末」

などべた褒めしています。個人的にもiPhone 6Sは思い入れの深い端末ですね。Perfume的な意味でも。


2016年:ジェットブラックフィーバー! iPhone 7/7 Plus


Photo: ギズモード・ジャパン


[2016.09.16]いま手に入る未来。iPhone 7/7 Plus:ファーストインプレッション

ジェットブラック手に入らないいいいぃイィィィィ!

という悲鳴が日本全国、いや世界各地で聞こえてきたiPhone 7。日本モデルにはFeliCaが搭載され、ついに待望のApple Payが日本に上陸、さらには防水にも対応。これまでのiPhoneの弱点と言われるものをすべてフォローして、本当に死角のないiPhoneとなりました。あと、ジェットブラックモデルは発売当時は実在を疑いたくなるくらいの都市伝説レベルでしたが、最近はわりと手に入るようですね。

レビュワーはiPhone 7の発表日に第二子が誕生した現ギズモード編集長松葉信彦。新しい未来を手に入れた嬉しさがにじみ出るレビューです。

僕も現在もiPhone 7 Plusを利用していますが、このガジェットは本当に最高です。ポートレートモードも楽しく遊べますし、ApplePayは便利だし、お風呂でも動画見られるし! というか僕、ApplePayを使いたいがためだけに、新しくクレジットカードを作り直しました。せっかくの新機能、どうしても体験してみたかったんです。

そのApplePayの使い方や使ってみた感想などは、「iPhone 7でお財布から「Apple Pay」にSwitch!」でまとめています。本当におサイフを持ち歩かなくなるので、Apple Payおすすめです。あとは運転免許と保険証とお薬手帳が電子化されれば、この世界は完璧だと思うんですけどね。


そして体験は続く! iPhone 8(仮)


Image: Apple


全米のギークたちが待ち望む

初代iPhoneが誕生する時に、ギズモードはそのデバイスをこう表現しました。そして10年、iPhoneはギークたちだけではなく、老いも若きも男も女も、あらゆる人々の体験を変え、支える存在となりました。

求めるものから必要なものへ。もはやiPhoneは一部のギークでテックな人たちを盛り上げるためのデバイスじゃないのかもしれません。それでも、そこに詰め込まれている技術やデザイン、強烈な思想は、僕たちの生活がこう変わると、未来を予感させてくれます。それゆえ、今もこうしてiPhoneを思って胸をときめかせているのです。


Photo: ギズモード・ジャパン


この10年間、ギズモード・ジャパンも大きく変化しました。しかし、新しいテクノロジー、新しいガジェット、そして新しいカルチャー。それらに熱狂するギークな心は忘れていません。

僕らは引き続きiPhoneという未来への手がかりを観測していきたい。いや、楽しんでいこうと思っています!

今秋、iPhone 8(仮称)! 本当に楽しみだね!

・成長から成熟へ。iPhone10周年のこれまでと、これから

Image: ギズモード・ジャパン, Apple

(小暮ひさのり)