サービスのイメージ(ボクシーズの発表資料より)

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 ついに飲食店にもIoT化の波が押し寄せた――。インターネット事業を行っているボクシーズがオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」において、帝人、シャープ、シャープビジネスソリューション、ソフトバンク・ペイメント・サービス、日本マイクロソフト、東武トップツアーズの協力を得て、すべてのテーブルをIoT化し、「注文とレジが不要」な世界初となる飲食店を開始する。

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 実施される店舗は、80種類以上のワインが飲み放題の人気イタリアンレストラン「Pizza&Winery ESOLA shibuya」(東京都渋谷区)、プットメニューの導入は7月を予定している。

 システムは、ソフトバンク・ペイメント・サービスが提供するオンライン決済サービス、シャープが提供するPOS、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム(Microsoft Azure)の連携により実現。決済手段は、キャリア決済(「ソフトバンクまとめて支払い」、「ドコモケータイ払い」、「auかんたん決済」)、LINE Pay、Alipay、PayPalなどに多数対応している。

 来店客は主にスマホで注文をするため、着席したテーブルを特定する必要がある。そのため、帝人とタグキャストが開発したペーパービーコン(PaperBeacon)を利用。ペーパービーコンを組み込んだテーブルはIoT化されており、アプリにテーブル番号を連携。「ESOLA shibuya」では、従来のおしゃれな景観はそのままで、すべてのテーブルがIoT化となる。

 利用者は、来店前にインターネット経由で「料理の選択」と「支払い」を完了。来店して着席すると、料理がまもなく到着。後は料理を食べて退店するだけ。仮に来店しなければ、一定時間で自動的に注文がキャンセルされるという。

 アプリは、12言語(日本語、英語、中国語[簡体/繁体]、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、カンボジア語、ベトナム語、ロシア語、スペイン語)に対応。訪日観光客のインバウンド対策としても利用可能。来店客が外国語で注文しても、店舗は日本語でオペレーションができる。東武トップツアーズの連携により、プットメニューを導入した店舗は訪日客の集客もできる。

 「来店してすぐに料理が到着」「注文業務やレジ業務を削減」。食べる方にも、お店側にもそれぞれにうれしいメリットとなる。7社の企業が手と手を取り合い、世界初のオーダーシステムを実現。今後、飲食店業界を変える一石となるか注目したい。