ソニーミュージック、29年ぶりにアナログ盤生産・受注開始へ。グループ内にプレス機導入

 

ソニー・ミュージックエンタテインメントが、ディスク製造を担当するソニーDADCジャパンにアナログレコードのプレス機を導入すると発表しました。ソニーミュージックグループは2月、ソニースタジオにアナログレコードのカッティングマシン導入を発表しており、ゆるく長く人気が復活しつつあるアナログレコードの生産体制が整います。

ソニー・ミュージックが社内でのアナログレコード製造を終了したのは1989年(平成元年)のことで、それ以後のアナログレコードは国内のプレス設備を持つ企業や外国発注してカバーしてきました。今回設置したプレス機でレコードが生産されれば、29年ぶりのグループ内生産作品となります。

最近はカジュアル層に音楽ストリーミングサービス、音にこだわるマニア層にはハイレゾ音源とその再生機器が人気を博す一方、DJプレイ用途として、またアートワークを含めた独特の雰囲気を楽しみたい人々にアナログレコードが人気を拡大、レコードストアデイなどのイベントも活気を増しています。2016年にはソニーもアナログレコードをハイレゾ録音できるターンテーブルPS-HX500を発売しています。


日本レコード協会が6月19日に発表した最新の実績資料では、アナログレコードの2017年1〜5月期生産実績は前年同期比164%と伸びており、まだまだCDに比べれば小規模ながらその復活は堅調に推移しています。

ソニー・ミュージックエンタテインメントは、「グループ内に、カッティングマスター制作からプレス製造におよぶ一連のアナログレコードの生産体制を整え、高品質・短納期・低コストを実現する」としています。