放火された列車(画像は『IOL News 2017年6月14日付「Suspect arrested in connection with Metrorail arson」(Picture: Leon Knipe)』のスクリーンショット)

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6月12日夕方、南アフリカ西ケープ州のケープタウン駅で暴動が発生、列車が放火されるという事態が起こった。遅延やキャンセルを繰り返す鉄道会社に対する乗客の不満が爆発したものと思われる。

南アフリカ旅客鉄道公社(PRASA)が運営する鉄道路線「メトロレール」は時間通りに運行されることがほとんどない。銅線泥棒だけでなく、事故による信号の故障、車両不足、電力不足など遅延の理由は様々であるが、サービスの悪さも相まってケープタウンで暴動が発生した。

6月12日、ケープタウン駅では電気の供給が停止するという“技術的問題”が原因で午後からほとんどの列車が60分以上の遅延となった。

ある乗客は、当時の様子を『IOL News』にこう語っている。

「ラッシュアワーだというのに突然、『2〜3時間電車が遅れます』とのアナウンスがあっただけでした。何が起こっているかも分からず、ただ別の交通機関を利用するよう言われても不満は募るだけですよ。バスやタクシーも長蛇の列で時間だけが過ぎていきました。」

その後、数人の乗客が鉄道職員と口論になると寒さの中で長時間待たされている人々の不満が頂点に達したもよう。駅構内にある携帯電話店やPRASA事務所のガラスが割られ、暴徒が乱入、略奪の限りを尽くした。さらには駅の改札ドアも破壊され、外に停めてあったPRASAの車がひっくり返された。

被害はこれだけにとどまらず、15及び16番線に停まっていた列車が放火された。2日後に放火犯の1人が逮捕されたものの、この暴動でメトロレールの8車両が使用不能となり電車の遅延やキャンセルはさらに増加した。人々の不満は当分収まりそうもない。

画像は『IOL News 2017年6月14日付「Suspect arrested in connection with Metrorail arson」(Picture: Leon Knipe)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)