PM2.5でかすむ空(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】7月から、大気汚染の原因となる微小粒子状物質(PM2.5)の正午から午後4時までの平均濃度が大気1立方メートル当たり50マイクログラムを超え、翌日も同水準かそれ以上と予想される場合、通勤時間帯の公共交通機関が無料となる。対象はソウル市の地下鉄1〜9号線やライトレール牛耳新設線(7月29日開通)、市内バス、マウルバス(ミニバス)など。

◇ソウル初のライトレール 来月末に開通
 ソウルで初となるライトレール、牛耳新設線が8年に及ぶ工事を終え、来月29日に開通する。市北東部の北漢山牛耳駅から地下鉄1・2号線の乗換駅・新設洞駅までを結ぶ11.4キロ。平日の通勤時間帯は2分30秒、通常は5〜12分、土日と祝日は5〜10分間隔で運行する。

◇仕事のない若者に支援金
 今年1月1日以前からソウルに居住している満19〜29歳の就業していない若者5000人を対象に、7月から最長6カ月間、教育費や交通費、食費などに充ててもらうため毎月50万ウォン(約5万円)を支給する。ソウル市はこのほど、希望者の中から審査を経て支給対象を選定した。
◇鍾路にバスレーン 年内に設置へ
 ソウル中心部の地下鉄光化門駅の交差点から東大門駅に至る鍾路の2.8キロ区間に、年内にバス専用レーンが設置される。鍾路の往復8車線の道路を6車線に減らし、自転車道と歩行者道を設ける。
◇リサイクル産業育成施設 9月オープン
 9月5日には、30のデザイン工房などが入居するリサイクル産業育成施設「ソウル新活用プラザ」が城東区にオープンする。「新活用」とは使用済みの物をデザインし直し、より価値のある製品に作り替える「アップサイクリング」を意味する。ソウル市は2020年までに、同施設を中心に付近の中古車売買市場や水再生センターなどをひっくるめた50万平方メートル規模の「新活用タウン」を造成する計画だ。
tnak51@yna.co.kr