記事画像

写真拡大

育児用品メーカー「アップリカ」の創業70周年を記念したトークイベント"Babies First"が2017年6月27日、都内でおこなわれました。

今回のイベントには、先輩ママとしてタレントの坂下千里子さん(41)が登場。同志社大学赤ちゃん学研究センター センター長の小西行郎先生、アップリカR&D本部の河崎桂子さんとともに「赤ちゃんとの理想的なお出かけ」についてトークセッションを行いました。

坂下さんも苦労した夏のおでかけ

ベビーカーやチャイルドシートなどを製造・販売するアップリカでは「すべては赤ちゃんの笑顔のために。」をコンセプトに、赤ちゃんにとって安全かつ快適な育児用品を開発しています。今回のイベントでは、アップリカの育児用品メーカーとしての知見をもとに「赤ちゃんとの理想的なお出かけ」についてトークセッションが行われました。

2人の子どもを持つ坂下さんは、赤ちゃんとの夏のお出かけは「特に大変」と自身の子育て経験を振り返ります。水や麦茶での水分補給や日焼け止めでの紫外線対策に加え、

「自分の子はものすごく汗っかきだったので、冷却シートを使ったり、肌着の下にガーゼを入れたりして汗をとっていました」

と、さまざまな工夫を凝らしていたことを明かしました。河崎さんも赤ちゃんは体温調節機能が未熟で汗っかきであることから「こまめな着替えや水分補給に気を使ってあげることは大事ですね」と坂下さんに同調します。

さらに、河崎さんは本格的な夏を迎えるにあたってベビーカーの赤ちゃんに起こりうる危険性として、アスファルトなどの地面に近いほど気温が高く、大気汚染物質も多いという調査データを紹介。実際に、ベビーカーでのおでかけで気になることを聞いた調査結果でも赤ちゃんの「暑さ対策」、「振動」、「快適さ」が上位にあげられ、こうした赤ちゃんへのリスクを心配しているママはかなり多いよう。

小西先生は、

「なんでもNGだと考えると、極論、"外に出なければいい"という考えになってしまって、逆に赤ちゃんの発育に良くない」

と指摘します。というのも「紫外線=赤ちゃんに悪影響」だと考えて日光浴を控えすぎた結果、ビタミンDの生成が活性化せず「くる病」を発症したという事例も報告されているそうなんです。こうした状況を踏まえて、小西先生は「暑くてもある程度、外に出さなきゃいけないので、そのためには工夫しなくてはいけない」と言います。

アップリカでは、赤ちゃんを熱やホコリから遠ざける "ハイシート"やUVカット効果のあるフードをベビーカーに採用しているほか、タイヤと座面にサスペンションをつけ、凸凹した道でも振動が軽減できる "ダブルサスペンション"を搭載したものも登場しているそう。動画で従来品との揺れの違いを見た坂下さんも思わず「こんなに揺れ方違うんだ」とびっくりしていました。会場の外にも、アップリカの最新製品と過去の製品が並んでいて多くのプレママが製品を試していました。

心配ごとが多い夏ですが、赤ちゃんが快適に過ごせるちょっとした工夫があれば、安心して赤ちゃんとお出かけすることができそうです。

詳細は公式サイトへ。