ドイツ・バイロイトにあるリヒャルト・ワーグナーの像(2017年6月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner)のオペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー(The Mastersingers of Nuremberg)』の校正刷りが27日、仏パリ(Paris)でオークションに出品され、予想価格の2倍となる12万4690ユーロ(約1600万円)で落札された。校正刷りにはワーグナーの自筆の書き込みが多数みられる。

 この印刷物は、ファッション業界の大物ピエール・ベルジェ(Pierre Berge)氏が設立した図書館に所蔵されていたもので、これ以外にも同図書館の所蔵品の売却がオークションで進められている。これまでの落札総額はすでに1720万ユーロ(約22億円)に上っている。

 そのうち詩や音楽関連の所蔵品は260点が出品されており、ワーグナーのオペラの校正刷りもそのうちの一つ。

 他にも、ドイツ人のイエズス会司祭アタナシウス・キルヒャー(Athanasius Kircher)が1650年に執筆した「普遍音楽(Musurgia Universalis)」の初版本が6万2660ポンド(約910万円)、仏詩人ポール・ヴァレリー(Paul Valery)が1920年に発表した「海辺の墓地(Cimetiere Marin)」が6万2660ユーロ(約800万円)で落札された。

 今回出品されなかったベルジェ氏の図書館の所蔵品は、総額3000万ユーロ(約38億円)超の価値があるとされ、来年予定されている3件のオークションに出品される予定。
【翻訳編集】AFPBB News