台湾鉄路管理局提供

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(台北 29日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は28日、民間業者と共同で中部の新烏日駅(台中市)・南部の屏東駅(屏東県)・潮州駅(屏東県)の各駅で商業施設を展開すると発表した。駅機能の充実化により、旅行者の利便性が良くなるだけでなく、地域発展にもつながることが期待されている。

台鉄の統計によると、この3駅の1日当たり平均利用者数は10年前より10〜100%増加している。台鉄は、駅の機能を高めることでさらなる集客力の強化と地域の活性化を目指すとしており、開発に当たっては地元のニーズが重視されるという。

新烏日駅は、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)に接続する駅で、ビジネス客が多く利用するため、会議室や展示スペース、オフィスなどに使える空間が設けられる。また、日本統治時代の1905年に開業した烏日駅の日本風の駅舎が再現されるなど、鉄道文化をテーマにした趣向が凝らされるほか、鉄道博物館もオープンするという。

屏東駅は地元の特産品を集めた直販市場を設けて旅行客にアピールするほか、カプセルホテルやフィットネスクラブなどの出店計画もあるという。一方の潮州駅はコンテナハウスのレストランなど、若年層にターゲットを絞った開発が進められる予定。

このほか、東部の宜蘭、花蓮、台東3県にある13駅に併設された自転車用の補給スポットもさらなる機能充実が図られ、食事や休憩、買い物、メンテナンスなどのサービスのほか、自転車、小型・大型バイク、普通自動車などのレンタルも始まるという。

台鉄によると、来年の半ばまでには各駅で新しいサービスの提供が始まる見通し。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)