28日、台湾の蔡英文総統を「漢奸(売国奴)」と批判した中国人実業家の汪小菲氏が、再びSNS上で長文メッセージを公開。「祖国を分裂に導くやり方に反対する」と、「一つの中国」への希望を訴えた。写真は汪小菲氏とバービィー・スー。

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2017年6月28日、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統を「漢奸(売国奴)」と批判した中国人実業家の汪小菲(ワン・シャオフェイ)氏が、再びSNS上で長文メッセージを公開。「祖国を分裂に導くやり方に反対する」と、「一つの中国」への希望を訴えた。自由時報が伝えた。

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大手レストランチェーンを経営する汪小菲氏は、台湾出身の女優バービィー・スー(徐熙媛)の夫としても知られる。今月27日、36歳の誕生日を迎えた汪氏は中国版ツイッターで、「3つの願い」を公開。うち1つが「一つの中国」の実現であるとし、今年3月にツイッターで日本語のメッセージを発した蔡英文総統について、「台湾の2300万人を一緒にひざまずかせる」かのような「漢奸」だと批判していた。

このメッセージには台湾のネットユーザーから猛烈な批判が浴びせられたが、こういった世間の声にもめげず、汪氏は28日に再びメッセージを投稿。過去8年間に大幅な経済成長を見せた台湾が、最近では停滞しているなどと指摘し、「台湾の事情に口出しする気はないが、1人の中国人、中華民族の末裔(まつえい)として、祖国を分裂に導くいかなるやり方にも反対する」と記述。台湾のネットユーザーから浴びせられた「仇日」(「反日」よりさらに強烈な日本嫌悪を指す)との言葉に対し、「侵略の歴史を忘れてはいけない。日本人と友達になるのは反対しないが、それより両岸(中国と台湾)の若者が友達になるべきだ」と書き記している。

汪氏のこの投稿に対し、台湾の多くのネットユーザーが再び反感を示し、以下のような怒りのコメントを寄せている。

「蔡総統がどんなクズだとしても、中国人にとやかく言われたくない」
「自分の国の官僚たちの汚職には怖くて口出しできないような男が、他人の国に関わろうとするな」
「時代錯誤な中国はネットまで規制してる。それに文句は言わないの?」
「日本に侵略されたのはあなたたちの国でしょ?うちとは無関係」
「あなたの愛する祖国の人民は、欧米諸国にどんどん移民してるよ。あれこそ『漢奸』じゃないのか?」(翻訳・編集/Mathilda)