ヒューストン・ロケッツに移籍することになったクリス・ポール【写真:Getty Images】

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名司令塔がクリッパーズとの延長契約で交渉決裂、1対7の大型トレードが成立

 NBAロサンゼルス・クリッパーズのスター選手、クリス・ポールが28日、ヒューストン・ロケッツに電撃移籍することが発表された。将来の殿堂入りも確実視される超大物のトレード決定に、全米のみならず、世界中が激震。ポールが公式ツイッターで感謝と別れの言葉を綴ると、ファンからは「ノーーーーー!!」「嘘だろ」「待ってくれ」と驚きの声が上がっている。

 バスケットボール界の勢力図を大きく変える、“衝撃のトレード”だ。

 現役屈指のポイントガード、ポールのトレード成立をクリッパーズとロケッツの両球団が正式発表。ロケッツはポール獲得の代わりに、パトリック・ベバリー、ルー・ウィリアムズ、サム・デッカー、モントレズ・ハレル、ダラン・ヒリアード、デアンドレ・リギンズ、カイル・ウィルジャーの7人と2018年のドラフト1巡目指名権を放出するという。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によれば、17-18年シーズンの契約を廃棄してフリーエージェント(FA)となる権利を保有するポールに対し、クリッパーズはFA交渉解禁を7月1日に控え、規定上提示できる最高額の5年2億1000万ドル(約231億円)の延長契約を確約せず。今年32歳を迎えた年齢を懸念したと目される。そのためポールは残す最終年の契約を結んだ後、ロケッツに移籍することで合意したとしている。

 ポールは公式ツイッターでコメントを発表。6年間を過ごしたロサンゼルスの地、そして慈善活動を通して触れ合った子供たちへの感謝を述べた。

「信じられないほど大きな感情を抱えている。なんて言ったらいいか分からない。プレーできることは本当に恵まれているし、感謝している。 ロサンゼルスとクリッパーズ・ネイション、ありがとう!!! 過去6年間、私だけでなく家族も迎え入れてくれた。みんな愛しているよ。

 LA’s Best(ロサンゼルス広域でアフタースクール活動を展開している団体)やブラザーフッド・クルセイドの子供たちのことを思う。君たちは僕の人生を変えてくれた。僕がどこに行こうと関係ない。僕たちにはまだやり残したことがある」

クリッパーズファン「嘘だろ」、ロケッツファン「ようこそ」 反応は対照的

 これには、同じNBA選手たちもSNS上で次々と反応を示している。

 親交が深く、現役最高の選手の呼び声が高いレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)が公式ツイッターで「兄弟が新しい旅に出発した。幸運を祈る」と投稿すれば、かつて同じブランドとスポンサー契約を結び、家族ぐるみの付き合いがあるドウェイン・ウェイド(シカゴ・ブルズ)は、「友人が幸せな時は、つまり僕も幸せだ。おめでとう、兄弟。自分の行く道を選べて」とつづり、新たな門出を祝福した。

 一方、両チームのファンの反応は、ショックを隠せないもの、感謝を述べるもの、移籍を歓迎するものと多岐にわたる。

「ノーーーーー!!」
「嘘だろ」
「待ってくれ」
「ありがとう、レジェンド。この6年間の素晴らしい活躍を一生忘れない」

「ヒューストンへようこそ」
「歴代最高のポイントガードが来るなんて…」
「優勝リングを掴んで」

 世界中に反響を呼んだ今回の電撃トレード。ポールはプロ13年目を迎える来シーズン、念願のNBA制覇を成し遂げることはできるだろうか。