「バストアップ」が期待できるツボ&押し方のポイント

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「もう少しバストが大きければ」「バストが小さくてコンプレックス」……など、あなたはバストの大きさについて悩んでいませんか? 今回はバストアップに効くツボについて、アムラス鍼灸代表・美月綾乃さんの解説を紹介します。

■バストアップにツボ押しが効果的な理由

そもそも、なぜバストアップにツボ押しが効果的なのでしょうか。美月さんにそのメカニズムと原因について教えてもらいました。

◇ツボを刺激し、女性ホルモンの分泌を活発化

ツボを刺激することで、胸にある「乳腺」という組織が活性化されます。これにより乳腺が発達すると、乳腺周辺にある「脂肪」がつきやすくなり、バストサイズがアップします。

大きくした胸をキレイに保ちたいなら、ツボ押しだけではなく、筋肉へのアプローチも必要です。ツボ押しとエクササイズを一緒に行い、豊かでキレイなバストを手に入れましょう。

◇効果が出始めるのはいつ?

実施頻度や実施する時間帯、また生理周期なども影響するため一概に「いつ」とは言えませんが、1カ月は続けないと効果が実感できないでしょう。また、ツボ押し以外の要素、
「睡眠」や「食事」なども大きく影響します。

睡眠はなるべく成長ホルモンが活性化されるとされる時間帯、「ゴールデンタイム(夜22時から深夜2時の間)」にとり、夕食は炭水化物を抜くことで、体の「修復機能」が行われ、血流やリンパの流れがよくなります。これらを行うことでツボ押しの効果も出やすくなります。

◇アラサーから始めてもOK?

年齢が若いうちにはじめれば、より効果は出やすいですが、30歳前後からはじめても遅いということはありません。ツボ押しはやった分だけ効果が得られやすいと言えます。

■バストアップが期待できるツボの場所&押し方

ツボ押しがバストアップに効果的な理由がわかったところで、さっそく具体的な方法について見ていきましょう。美月さんに、バストアップが期待できるツボの位置と押し方について教えてもらいました。

◇壇中(だんちゅう)

女性ホルモンの働きを促すツボです。精神的な疲れやストレスにも効きます。

☆ツボの場所

左右の乳首を結んだちょうど中央に位置します。

☆押し方

(1)ツボの上に両手の中指を添える程度にそっと置き、息を吸う
(2)吐くときに、グーッと痛くない程度に3秒押す
(3)(1)〜(2)を10回行う

◇天溪(てんけい)

乳腺の発達を促すツボです。胸が小さい方、胸のハリがなく垂れてきた方は、天溪を押して、バストアップを目指しましょう。

☆ツボの場所

左右それぞれの乳首から外側にまっすぐ向かい、バストの端にあるツボです。肋骨の間にあり、押すと響きます。

☆押し方

(1)左右のツボの上に親指をそっと置き、息を吸う
(2)息を吐く時に、胸の内側、斜め上にむけて5秒かけてグーッとイタ気持ちいい程度に押す
(3)5秒かけて圧力を緩める。(1)〜(2)を10回繰り返す

◇淵腋(えんえき)

乳腺の働きに深く関わるツボです。バストアップ効果があるほか、血行が促進され、バストに栄養を届けやすくします。

☆ツボの場所

乳首から、約10センチほど外側、体の側面上、脇の下に位置するツボです。肋骨と肋骨の間にあり、押すと響くのでそれを目安に見つけましょう。

☆押し方

(1)左右のツボの上に親指を置き、息を吸う
(2)息を吐く時に3秒グーッとイタ気持ちいい程度に押していく
(3)(1)〜(2)を10回繰り返す

◇乳根(にゅうこん)

女性ホルモンの分泌を促進させるツボです。痩せ型タイプ、生理不順タイプはしっかり押しましょう!

☆ツボの場所

乳頭からまっすぐ下に指2本分降りたところ、バージスライン(お腹部分とバストの境界線部分)より上にあります。

☆押し方

(1)左右のツボの上に中指を、ツボ下の筋肉(筋膜)の上に薬指と小指を置く
(2)中指でツボを3秒ほど押す。このとき薬指と小指も筋膜を押して刺激する。筋膜を刺激して緩めることで、胸のハリがでやすくなります
(3)(1)〜(2)を10回繰り返す

◇中府(ちゅうふ)

バストのリンパの流れを良くし、ハリを出すツボです。ここを刺激すると、母乳の出がよくなることでも有名です。パソコンを使って仕事をする機会の多い現代女性は、肩が上がった姿勢になりやすく、これにより大胸筋が硬くなり乳腺の発達が妨げられてしまいます。中府を刺激することで、バストアップ効果が期待できます。

☆ツボの場所

鎖骨(外側端)の下、くぼみから親指分下がった位置にあります。肩を上げると、三角に凹む場所です。押すとイタ気持ちいいのが特徴です。

☆押し方

(1)左右のツボに人差し指、中指、薬指を置く
(2)ゆっくり円を描くようにマッサージし筋肉を緩める。呼吸に合わせてツボを5秒押す
(3)上記を10〜20回行う

■ツボを押す際のポイント&注意点

美月さんによると、ツボはただ押せばいいわけではないのだとか。最後に、ツボを押す際のポイント&注意点について紹介します。

◇ポイント

☆入浴後、就寝前に行うと◎

血流がよくなっている「入浴後」に行うと、もっとも効果が出やすいです。また、ツボ押しには自律神経のバランスを整え、リラックス効果もあります。就寝前に行えば安眠できるでしょう。

☆「回数」よりも「質」

バストを大きくしたいからと、たくさんツボ押しをすればいい訳ではありません。重要なのは「回数」よりも、呼吸に合わせて押すこと。1回1回、しっかり丁寧にツボを押すことが大切です。

☆下着を着用せずに行う

バストアップのツボ押しを行う際は、ブラジャーを外して行いましょう。ブラジャーを着けたままだとワイヤーが邪魔してうまく押せないツボがあるためです。

◇注意点

☆肩こりのある人は、肩甲骨や肩の筋肉をほぐしてから行う

肩こりのある人は、肩甲骨や肩の筋肉をほぐしてから行いましょう。筋肉が硬いとツボに指が入らず、思うような効果が得にくいためです。

☆ツボ押しは「イタ気持ちいい」強さで

強い力で押しすぎるのはNGです。とくに中府のツボは、押しすぎると筋肉を緩めて筋繊維を断裂する恐れがあります。

☆生理前、生理中行う場合は、「圧」を緩めに

生理前・生理中など、胸が張っているときのツボ押しは、いつもより痛く感じます。しかし痛いからといってツボ押しをやめてしまうと、効果が得にくくなってしまいます。「圧」を緩めて、毎日行うようにしましょう。

■番外編1 バストアップにいい食べ物・飲み物

ツボを刺激する意外にもバストアップにいい方法はあります。ここからは番外編としてバストアップにいい食べ物・飲み物を紹介します。

◇バストアップにいい食べ物・飲み物は?

https://woman.mynavi.jp/article/170410-84/

■番外編2 ダイエットしても胸はキープする方法

バストアップと同時に女性が叶えたいことと言えば減量ですよね。そこで、ダイエットで胸が小さくならない方法も紹介します! せっかくバストアップした胸をダイエットで減らさないためにぜひチェックしてみて。

◇ダイエットしても胸はキープする方法 〜痩せてもバストは小さくしない!〜

https://woman.mynavi.jp/article/170428-6/

■まとめ

バストアップが期待できるツボの位置や押し方のポイントについて紹介してきました。いかがでしたか? 「バストを大きくしたい!」「バストのハリを取り戻したい」という人はぜひ、今日からツボ押しをはじめてみてはいかがでしょうか?

(監修:美月綾乃)