ニューヨーク・ニックスの本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで行われた会見に臨むフィル・ジャクソン氏(2014年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米プロバスケットボール協会(NBA)のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)は28日、通算11度のNBAファイナル制覇の実績を持つフィル・ジャクソン(Phil Jackson)球団社長が、同職を退任することでジム・ドーラン(Jim Dolan)オーナーと合意したことを発表した。

 指導者引退から3年後の2014年3月に球団社長に就任したジャクソン氏だが、ニックスは低空飛行が続き、ドーラン氏と球団の将来について話し合った末に今回の決定が下された。

 ドーラン氏は「慎重に検討し、熟慮を重ねた末、われわれはニックスをこれまでと違う方向に進めることで合意に達した」と語った。

「フィル・ジャクソン氏は、NBAの歴史で最も成功を収めた人物の一人だ。彼がバスケットボールで残した功績は、ほかのものと比べることはできない。彼の成功を祈るとともに、選手として、そして球団幹部としてニックスに貢献してくれたことに感謝している」

 現役時代にパワーフォワードとしてプレーしていたジャクソン氏は、1970年と1973年にファイナルを制したニックスの一員だったが、1970年は背中の手術を受けたためシーズンを全休している。

 ジャクソン氏は指導者転向後は、1990年代にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)で6度のファイナル制覇を成し遂げると、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)では5度の優勝を果たした。

 しかしながら、現役時代にニックスで大半を過ごしたジャクソン氏は、2000年以降でプレーオフを勝ち抜いたのがカンファレンス準決勝に進出した2012-13シーズンだけとなっている古巣を再建することはできなかった。

 ニックスは2013-14シーズンに37勝45敗の成績を残したものの、その後は17勝65敗、32勝50敗、31勝51敗と低迷を脱出することはできず、今オフにはカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)の退団もうわさされている。

 71歳のジャクソン氏は「ニューヨーク・ニックスは常に私の心の中で特別な場所であり続ける」とコメントし、「私はこのチームとこの街でNBAでのキャリアを開始した。彼らからは永遠に恩恵を受けていくだろう。ここに帰る機会を与えてくれたドーラン氏に感謝している」と述べた。

「もちろん、マディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)にもう一つの成功をもたらしたかった。しかし、そうすることができず、とても失望している」
【翻訳編集】AFPBB News