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「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は、dysonの掃除機『V7 Fluffy』を使い倒します!

dyson

V7 Fluffy

実勢価格:6万1750円



Head



Portable



Trash can

【SPEC】

サイズ:W250×H1243×D210mm 重量:2.4kg カラー:アイアンブルー 付属品:収納用ブラケット、ノズル2種、ミニモーターヘッド 充電時間:約3.5時間 使用時間:約30分(モーター駆動のヘッドで約20分、強モードで約6分の使用が可能) クリーナーヘッド:ソフトローラークリーナーヘッド・ミニモーターヘッド・収納用ブラケット・コンビネーションノズル・隙間ノズルが付属/ダイソンデジタルモーターV7とポストモーターフィルターを搭載

『Dyson V7 Fluffy』ってどんな掃除機?

高い機能性を備えつつ価格を抑えたパワフルなコードレス



『Dyson V7 Fluffy』は、高い集じん力で大きなゴミと微細なホコリを同時に取り除くコードレス掃除機だ。ダイソンが日本でのさらなるシェア拡大を目指すため、もっとも売れ行きが良いとされる最上位モデル『V8』の高い機能性を継承しながら、質量は約200g軽くなり、価格は1万円ほどダウンしたことで、手に取りやすくなった。

さらに一昨年発売のエントリーモデルにあたる『V6』と比較すると運転時間が10分間アップし、モーター周りに吸音材を使用したことによって騒音を50%ほど低減させた。

「ソフトローラークリーナーヘッド」では、主にフローリングなどの床上のゴミを強力吸引。先端に付属の「隙間ノズル」か「コンビネーションノズル」を取り付けて使用すれば部屋の隅や子供の食べこぼし等、より細やかなゴミへのアプーローチが可能。「ミニモーターヘッド」では、ハンディ掃除機として、カーペットやソファなど布素材のものにも使用可能。集じんしたゴミは手を汚さずワンタッチで捨てられるようになった点も大きなポイントだ。

【取り込んだゴミと空気はキレイにして排出】



▲本体断面。新開発のV7専用モーターが搭載されており、中央のプレモーターフィルターと持ち手側のポストモーターフィルターは取り外し水洗い可能。

【床にしっかりと密着するヘッド】



▲ソフトローラークリーナーヘッドは柔らかいフェルトに覆われており、前後に動かしやすい設計。ゴミを広げずに吸引することができる。

『Dyson V7 Fluffy』の使い勝手をチェック



【充電用の収納用ブラケットは壁に金具で取り付け】



▲ブラケット中央にある穴にネジを差し込みドライバーで固定する。壁に穴が空くため賃貸住宅や間取りによっては困難。その場合は壁や床に直に立てかけて充電せざるを得ない。ただしノズルも一緒に収納しておける点は◎。

【隙間ノズルとコンビネーションノズルが便利】



▲家具同士の隙間や、壁と家電の間などには細長い形状の「隙間ノズル」を使う。ノズル自体に長さがあるので使いやすく吸引力も◎。



▲「コンビネーションノズル」は先端のブラシが出し入れできる広めの吸口で、卓上やキッチンなどの食べこぼしに最適だと感じた。

【ブラシを取る時はドライバーか十円玉を】



▲ブラシ着脱時には右側にある留め具を写真のように道具を用いて回転させる必要がある。ワンタッチになるとなお良いと感じた。



▲ソフトローラークリーナーヘッドはスライドして外した後で水洗いが可能。乾いたら戻し、再び道具を使って留め具を固定する仕組み。

『Dyson V7 Fluffy』のお掃除能力をチェック



【片手でスイスイ&一度でものすごい吸引力】



▲フローリングの目の間や、テーブル下に溜まったホコリを強力吸引する。重心が下にあり最小限の力でかけやすい。

【ミニモーターヘッドはソファなどの布素材に】



▲ものすごく軽いわけではないがハンディクリーナーとしての吸引力も抜群。強力な布団クリーナーとしても◎。

【階段や天井にも効率よくアプーローチ】



▲ヘッドがワイドめな作りなので段上を一度すべらせるだけでもキレイに。両側の隅には隙間ノズルを使用すれば、さらにキレイになる。



▲つい放置してホコリの巣窟となりやすい天井の溝にも最適。ただし重心が上になるため長時間は疲れるので狙いを定めて行うと良い。

使い倒しインプレッション

とにかくパワフル! 家全体に使える最強のコードレス掃除機



掃除機は何台か所有しているが、実のところダイソンのコードレススティック掃除機とここまで濃厚に向き合ったのは初体験だった。だからこそ見えてきた新鮮な発見がいくつもあり、そのうち一番衝撃を受けたのが、CMなどでのメッセージとしてもおなじみ、凄まじい吸引力だ。

標準モード」でも約30分間存分にフル稼働してくれるが、6分間しかない「強モード」に設定したときが特にスゴい。まるで自ら光を発して障害物をはね飛ばしていく「マリオカートの無敵モード」のようであった。目を疑うほど大量のホコリがクリア瓶の中に召還されていき、屋台でよくみる「綿あめメーカー」のようで気持ちがよかった。付属の3種類のノズルを取り付けた際にも、その吸引力は変わらず、重心の設計も抜群で扱いやすい。掃除時間全体の短縮にもなり1台で部屋全体のゴミを撃退することが可能だ。デザイン性も良く、ダイソン製品のファンが多いことに実感を持って納得した。

ただしカーペット面ではブラシの滑りが悪い。ペットの毛などが気になる場合には同時発売でカーペット向けの『Dyson V7 Animalpro』が最適といえる。

また上位機種の『V8』から継承されている「ワンタッチでのゴミ捨て」機能ががコツを掴むまで難しい。手を汚さずに済むのがウリでうまくいくと確かに便利なのだがレバーが固くクリア瓶が空くまでに時間がかかってしまう。パワーモードを設定するボタンも位置的に作業しながらでは押しづらい。この2点は慣れるしかないだろう。

しかし、そういった点を差し引いてもこの『V7』のいいとこ取り加減は並ではない。国内メーカーのコードレス掃除機が軒並み値上がり傾向にあるので、選択肢にいれやすくなったと思う。

とはいえ、万年賃貸の身としては壁に穴をあけずに済む充電器の設置方法を早急に提示してくれるとありがたいと思う。いや、壁に穴を空けても平気になれるようなポジションを自身が目指すべきなのだろうか。「分かってはいるんですけどね、」と敬語で説得したくなる力がダイソンにはある。芸能界と同じく、スターというものは往々にしてズバ抜けた魅力と少しの扱いにくい点が共存しているものなのかもしれない。

結論

【ここが○】

・強力な吸引力で一度でホコリがしっかり取れる。ハンディ掃除機の際も同等のレベル。

・ノズルを使いこなぜばリビングだけでなく部屋の隅々まで清掃でき、時短に繋がる。

・フィルターは水洗いできて衛生的で、取り込んだ空気を綺麗にして排出するので安心。

【ここが×】

・カーペットへの吸引は不得意。ゴミ捨て時のレバーの固さとボタン位置は慣れが必要。

確かな吸引力とノズルの豊富さ、

デザインで選択肢に入りやすくなった



標準・強モードの使い分けと、ノズルの万能性でこれ1台で家中の隅々までしっかりと清掃できることを実感。ゴミ捨て時のレバーの固さなど「慣れ」が必要な点もあるが、既存のラインアップの性能から「いいとこ取り」されて集められた魅力が確かにある。



▲ゴミ捨て時、赤いレバーを思い切り上に引き上げる必要があるのだが女性だと固い。



▲パワーモードのボタンは作業しながらでは押しづらく、筆者は太ももで固定して操作。

文/奈津子 撮影/下城英悟(GREEN HOUSE)

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

関連サイト



『Dyson V7 Fluffy』製品紹介ページ

ダイソン公式サイト