GoogleがIoT向け軽量Android OS「Android Things」を使って開発したIoTアプリを管理できるコンソールソフト「Android Things Console」をリリースしました。Android Things Consoleの登場で、IoT端末アプリを端末に反映させたりOSをアップデートしたりする作業がより簡単になります。

Android Developers Blog: Android Things Console developer preview

https://android-developers.googleblog.com/2017/06/android-things-console-developer-preview.html

「Android Things」は、IoT端末向けの軽量Android OSで、Googleが開発していたIoTソフト「Brillo」を引き継ぐプラットフォームとして、2016年12月に登場しました。IoT端末を制御するソフトであるAndroid Thingsでは、Android用のAPIやSDKと互換性のあるアプリを開発できるという大きなメリットがあります。具体的にはGoogleドライブなどのクラウドベースのサービスとの連携や、ボイスコマンド機能、AI機能「Google Assistant」、将来的にはIoTコミュニケーションプラットフォーム「Google Weave」などを活用できるため、IoT端末を開発するプラットフォームとして非常に魅力的だというわけです。

そのAndroid Thingsでアプリを開発し、開発したアプリをIoT端末に反映するための開発者向けコンソール「Android Things Console」をGoogleが2017年6月29日に発表し、即日でプレビュー版がリリースされました。

Android Things Console

https://partner.android.com/things/console/#/

Android Things Consoleでは、IoT端末用のファクトリーイメージの作成やOSのアップデート、開発者が作成したAPKのサイドローディング(インストール)などができるため、IoT端末の管理がより簡単になるとのこと。

開発者は、「Product name」を決めてシステムオンモジュール(SoM)のタイプを選んで製品を定義することからスタートします。Google Playサービスを利用したい場合は、「Google Play Services」にチェックを入れるだけでOK。また、将来のAPKサイズが増えることを見越して、大きめのOEMパーティションサイズを簡単に設定することも可能です。



製品用に構成された空のバンドルを持つデフォルト・ファクトリーイメージを作成しておくことで、コンソールから将来的にアップデートを受け取れるようになります。カスタムのファクトリーイメージをデバイスに書き込むことやAPKをサイドロードしてファクトリーイメージを開発することも可能。Android Things Consoleから直接、各端末のファクトリーイメージを更新できます。



また、OTAによるAndroid Thingsのアップデートを受けるかどうかを選択することもできます。「Push to Devices」機能によって、更新のプッシュ通知が可能です。なお、何か問題が発生した場合は、正常なバージョンに自動的にロールバックする機能もあり。開発者はAndroid Thingsの新リリースを事前にチェックして、端末に自動更新させるかどうかを決められます。



Android Things Consoleはプレビュー版で、今後、さらに機能が追加される予定。Android Things Consoleからバグレポートや機能リクエストなどのフィードバックをGoogleに送ることもできます。