米フロリダ州のオーランド国際空港で手荷物検査をする職員ら(2011年5月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米政府は28日、同国に向かう全ての旅客機に対し、より厳格な安全基準を導入すると発表した。ただ、中東地域発の直行便で現在適用されている機内へのノートパソコンの持ち込み禁止については、対象国の拡大が見送られた。新たな安全基準の詳細は明らかになっていない。

 国土安全保障省のジョン・ケリー(John Kelly)長官は、テロの脅威が拡大しているとしながら、個人の電子機器の持ち込みを禁止する部分的な対応ではなく、包括的な安全基準の引き上げが必要と説明。「引き続き利用者の安全な旅を実現させる一方で、テロリスト(の攻撃)が成功しないよう措置を講じなければならない」と述べた。

 ノートパソコンやその他の電子機器の機内への持ち込み禁止については、これまで数か月にわたり対象地域の拡大が議論されてきたが、今回、欧州発直行便への適用は見送られた。

 米政府は3月、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」がタブレット端末やノートパソコンを利用した爆弾での攻撃を計画しているとの情報に基づき、北アフリカおよび中東地域8か国を対象に、機内へのこれら機器の持ち込みを禁止する措置を取っていた。

 安全基準を満たすため、航空各社は新たなスキャン検査技術の導入、探知犬の利用拡大といった対応を迫られることになる。
【翻訳編集】AFPBB News