28日、梅雨のさなかながら夏本番のような暑さが到来している韓国・ソウルで、自治体による「生活密着型」の暑さ対策が脚光を浴びている。資料写真。

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2017年6月28日、梅雨のさなかながら夏本番のような暑さが到来している韓国・ソウルで、自治体による「生活密着型」の暑さ対策が脚光を浴びている。韓国・中央日報が伝えた。

オフィスが多く集まる瑞草(ソチョ)区では、交差点の横断歩道前やバス停などに高さ・直径が共に3〜5メートルほどの大型パラソルが設置され、信号やバス待ちの間に日陰で休めるようになっている。昨年夏に2カ所の設置から始まった庶民的かつ実用的なこの取り組みは、1台当たりの設置費用が30〜100万ウォン(約2万9000〜9万8000円)台とコストパフォーマンス面でも優れていることから大好評で、今年は120カ所設置、1日平均10万人以上が利用すると推算されている。

瑞草区役所安全都市課のチョン・ギョンテク課長は「市民の関心が高く、設置場所に関しても区民約8万人にメールを送り意見を聞いた」と話し、警察署で歩行者とドライバーの安全のための意見も求めたと明らかにしている。

銅雀(トンジャク)区でも、2013年の夏から運動会のテントを日よけパラソルとしてリサイクル活用するアイデアが生まれ、今では他の自治体からも注目されるほど。衿川(クムチョン)区でも、区役所前の広場にモニュメントのような色とりどりの日よけパラソルを空中に400個余り設置している。

この他にもソウル市内では、高齢者が猛暑の日に集まれる「憩いの場」の整備や、貧困世帯に扇風機を提供するといった支援が実施されているという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「これこそ正しい行政。ありがとう」「市民のための真の市政。拍手を送りたい」「市民を思う温かい心が感じられる」「素晴らしい!提案者を表彰すべき」「大統領が変わって頑張っているから、国も変わろうとしている」と称賛の嵐が巻き起こっている。

一方で、大型のパラソルについて「台風が来たらどうするの?取り外しできるようにしないと危ない」という疑問に対し、「傘型だから、雨風が強い日は閉じてあったよ」という回答が寄せられ、その他、「完全に防水じゃないせいか、雨の日には少し雨をしのげる程度だ」との体験談も寄せられた。(翻訳・編集/松村)