Image: WPA Pool/Getty Images News/ゲッティイメージズ


先の総選挙で過半数割れとなりましたイギリスの与党、保守党です。「テリーザ・メイ首相の求心力が失われている」という指摘も多くあがるなか、これからのEU離脱交渉どうなるのか...と気になるところです。

そんな中、先日行なわれたのが議会開会式での「クイーンズ・スピーチ(女王演説)」です。名前だけ聞くと歌会始の儀・イギリス版かな?と思ってしまいそうですが、実は政府の方針を演説する政治的な儀式。内容も女王自身が作るのではなく与党政府によって「こういう法案を目指すよ」と書かれるもの。大荒れとなった総選挙の後、やはり多くの人が注目したのがEU離脱に関する項目ですが、「おおっ!」と目を引くのが電気自動車、自動運転車に関する方針です。

BBCは次のように紹介しています。

(新しい法案で)自賠責保険が自動運転車にも適用されるようにする。これによって、補償請求が長年続いてきた保険 の慣習に沿う形で、素早く、公平に、容易に支払われることを確実にする。

また(新しい法案で)道路のサービスエリアや大型燃料小売店(ガソリンスタンド)で電気自動車用の充電施設を設置することを政府が義務付けられるようにする。また共通の技術的な、運用上のスタンダードの確立も義務付ける。これによって英国全域で充電施設に便利にアクセスでき、問題無く運用できるようになるだろう。

もちろん、これは政府の方針演説であって実際に法律として可決されるのか、具体的な文面がどうなるのかはまだわかりません。しかし与党政府がこのように積極的に自動運転車や電気自動車ユーザーの便利性や安心を確保しようと動いているのは素晴らしいことではないでしょうか。

・英国離脱とトランプ当選。世界をひっくり返したビッグデータ会社を畏怖せよ

Image: WPA Pool/Getty Images News/ゲッティイメージズ
Source: BBC
Reference: Wikipedia

(塚本 紺)