『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』では優勝争いを展開した安田、今大会も上位を狙う(撮影:鈴木祥)

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 6月29日〜30日の日程でステップ・アップ・ツアー第11戦『Skyレディース ABC杯』が開催されるが、注目選手として期待するのは、安田彩乃。昨年、3回目の挑戦でプロテストに合格。現在はステップ・アップ・ツアーを主戦場に、レギュラーツアーでも今季すでに3試合戦っている22歳のホープだ。

 ツアープロコーチである石井忍プロのもと、10代のころから腕を磨いてきた安田。その頃のことを石井プロに聞くと、ジュニアの試合で活躍していたものの、技術的には課題が少なくなかったという。それからは、プロとして戦えるスイング作りをコーチとともに取り組んできた。オープン気味だったクラブフェースの使い方を改善し、その結果当時は200〜210ヤードだったドライバーの飛距離が現在は20ヤード以上伸びている。
 筆者は、一昨年に石井プロのレッスン本を構成した関係で、プロになる前の安田を見る機会があった。その当時と今を比べると、よりアスリート然とした姿で、技術的にはもちろんだが、そんなプロゴルファーらしい存在感も漂い始めている。女子選手としてはコンパクトなバランスの良いスイングが持ち味で、ショートゲームにも長けた、穴のないオールラウンダーだ。
 「彼女の持ち味は、少しずつ着実に良くなっていくこと。コツコツと課題に取り組んで、年々成長している。歩みは早くないかもしれないけれど、これまで一度も停滞したことがないんです」と石井プロはいう。反復練習を繰り返し、気づいたら、実力が上だった選手も抜かれてしまっている。そんな『うさぎとかめ』のお話のようなプレーヤーなのだ。
 そんな安田にとって、今季のステップ・アップ・ツアー序盤の成績はやや不本意なものだったろう。予選落ちを喫する試合も少なくなく、なかなか上位を伺うチャンスもなかった。プロとして意気揚々と臨んだ今季だけに、あるいは停滞を感じたこともあったかもしれない。
 潮目が変わったのは、5月下旬、レギュラーツアー『リゾートトラストレディス』への参戦だ。初日68の好スコアで、5位タイでスタート。最終的に26位タイだったが、レギュラーツアーの試合で上位争いをしながら、3日間戦い抜いた。先々週、行われたばかりの『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』では、初日66の5アンダーで単独トップ。最後まで優勝争いを演じ、結果は3位タイ。最終日のバックナインでは、これまでで一番勝利に近づいただけに、初優勝のプレッシャーがあったのかもしれない。ノーバーディー3ボギーと崩れ、わずか1打差で優勝を逃し、悔し涙を流した。
 翌週は、レギュラーツアー『アース・モンダミンカップ』に出場し、予選通過。73位タイに終わったが、4日間戦い抜いた。着実に前進を続ける上昇機運はいまも続いている。近い将来の勝利のために、流した涙は無駄にならないだろう。
文・コヤマカズヒロ/雑誌・WEB媒体にゴルフ記事を執筆。大手ゴルフショップチェーンの立ち上げに参画した経験を持ち、ゴルフギアに関しては性能面はもちろん製造・流通まで幅広い知識がある異色のライター。国内外のツアー情報にも精通するが、現在はステップ・アップ・ツアーに要注目。ネクストヒロイン候補をプレースタイルやギア面から発掘することをライフワークとする"ステマニア"。
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