友だちのような親子関係を、「友達親子」なんて呼びますね。隠し事は無し、どこに行くのも一緒……仲が良くていいこと! とも思いますが、いきすぎた関係になってしまうのはちょっと考え物。“仲良し”と“共依存”の境界線はどこなのでしょう?

 あなたは親離れ、子離れできている!?

母親の呪縛から逃れようとする娘と、暴走していく母の姿をサスペンスフルに描くNHKのドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』のDVDが6月23日に発売&レンタル開始されたことにちなんで、トーキョー女子映画部では、「親離れ、子離れ」事情についてアンケートを実施。10代を含む337名の女性が、イマドキ母娘の親密度について回答しています。

回答者の約9割が25歳以上にも関わらず、自分の親が“完全に子離れできている”と感じている人は、全体の半数以下という結果に!

Q.あなたの親は子離れしたと思いますか?

完全に子離れした……49.3%
まだ子離れしていない……28.8%
現在、子離れの途中段階……16.9%
その他……5.0%

親子の仲が良好なのは素晴らしいこと。ですが、この結果を見ると、娘の目から見て、子離れできていない親があまりにも多いことに驚きますね。
同調査では、具体的なエピソードについても聞いています。

うちって過保護かも……
・別々に暮らしているが、買い物に行くときも基本的に母と行き、意見を聞いて買うので、私は依存していると思う。母は母で、毎日私の帰り時間や朝起きれたかを確認するので過保護だとは思う(20代前半)
・22歳になったけれど、いまだに0時過ぎて帰宅すると叱られる。駅から家まで自転車で5分の距離だが、駅に22時過ぎに着くときは親が迎えに来る。誰とどこへ遊びに行き、何時に帰って来るかをあらかじめ報告しないといけない。泊まりの場合は一週間以上前に報告し、ホテルの住所と電話番号をメモして渡さなければいけない(20代前半)

他人事ながら心配……
・職場の新人が仕事を休む際に親が電話してきた(20代後半)
・親の機嫌を気にして良い子を演じ、ウツになった友人(30代前半)
・大学時代の友人は、一流企業の就職の内定をいくつも貰っていたのに、自分の第1志望ではなく親が希望する会社に入社した(40代前半)
・友人は結婚しているが相手と同居しておらず、実家で毎日親に作ってもらったお弁当を持って出社している(40代前半)
・成人男性なのに、決め事をするのにいちいち「お母さんに聞いてみる」と自分で判断できない人(40代前半)
・高校生時代の先輩は、親が心配性過ぎて子どもに探偵を付けていた(40代前半)

親からの干渉を“エゴ”や“身勝手”と捉える人もいれば、“愛情”と捉えている人もいて、その基準も人それぞれ。とはいえ、過保護や共依存をはっきりと感じさせるエピソードも少なくはありません。

人によっては、それってアリ!? と感じてしまう強烈なエピソードも、当人たちにとっては普通のことなのかもしれません。

最後に、子ども側から見た「親離れ」の基準がどこなのかを質問しました。

Q.あなたにとって親離れしたと言える定義に近いものは?

生活面、経済面で完全に自立する… 40.4%
親と違う意見でも、自分の意見を通す=最終決断するのが自分になる… 27.6%
親元を離れて暮らす(仕送りアリナシに関わらず)… 18.7%
親が知らない事、親に言わない事が増える… 8.3%
親抜きで出かける… 2.1%
その他… 3.0%

一人暮らしを“自立”の基準とする人が多いようですが、実家を出て、物理的、精神的に距離ができたことで親子の関係や親への見方が変わったという意見も多く寄せられています。
「親離れ、子離れ」の基準は各家庭によって異なり、親子という関係にもちろん正解はありません。しかし、親しい関係であるがゆえに、支配欲、所有欲という歪んだ愛情が芽生えることも。思い当たる節がある人も、これから気を付けたい人も、この機会にご自身の親子関係を見つめ直してみては?

【参考】※ 株式会社TSトーキョー