Qualcommが、有機EL(OLED)ディスプレイに埋め込む指紋センサーを中国・上海で開催中のモバイル関連展示会MWCで発表しました。Vivoのスマートフォンに搭載された指紋センサーでのロック解除のほか、水中でも動作することを示すデモが公開されています。

OLEDディスプレイ埋め込みの指紋センサー

「iPhone8」は、OLEDディスプレイに指紋センサーを埋め込む技術上の問題により発売が遅れる、と噂されていますが、Qualcommが製品として公開しました。
 
Qualcommが発表したOLEDディスプレイ埋め込み式の指紋センサーは、超音波センサーを利用しており、1.2mmまでの厚さのディスプレイに対応します。
 
米メディアEngadgetが、Vivoのスマートフォンのデモ機に搭載された指紋センサーを使ってロックを解除する様子のGIFアニメを公開しています。
 

 
デモを試した感想として、最近のスマートフォンに慣れた感覚からすると、指紋認証に時間がかかると感じたほか、センサーの領域が狭いのが気になった、とEngadgetは伝えています。

水中でも指紋認証が動作するデモも公開

Qualcomm は、スマートフォン本体の背面に搭載した指紋センサーが水中でも動作するデモを公開しています。
 

 
通常、水中でスマートフォンのロックを解除することが必要になる機会は少なそうですが、濡れた手でも簡単にロック解除ができるのは便利そうです。

将来のiPhoneに搭載の可能性は低そう

Qualcommによると、ディスプレイ埋め込み式の指紋センサーは、2017年第4四半期(10月から12月)にサンプル品の出荷が開始される予定、とのことで、消費者向け製品としての出荷はまだ先になりそうです。
 
なお、AppleとQualcommが係争中であり、「iPhone8」ではQualcomm 製モデムの採用率が引き下げられるとの噂があることを考えると、同社製センサーがiPhoneシリーズに搭載される可能性は低そうです。
 
 
Source:Engadget
(hato)